トタン屋根は雨漏りしやすい?

日本瓦と比べると10分の1の重さと軽量で、耐震性が高く、さらに低価格のトタン屋根は戦後大流行しました。トタン屋根は正しくは「亜鉛メッキ鋼板」のひとつ。

緩勾配で施工できるという特徴も人気の理由となったようです。

鋼板のみに比べれば、亜鉛でコーティングされている分、錆びにくく防水性もあります。

しかし、長期にわたり雨にさらされることによって、コーティングが徐々にはがれていくことを避けることはできません。コーティングがはがれたところに雨が当たると錆びてきます。それをさらに放置しておくと、錆びた部分に穴が空いて、そこから雨水が入ることで雨漏りとなってしまうのです。

トタン屋根には緩勾配のものが多いことも、傷んで雨漏りしやすくなる原因のひとつ。

勾配のない屋根には、雨が降ったときに水が溜まりやすく建物の中に雨水が浸入しやすいのです。

トタンに穴が空いた場合、シーリングを施したり、防水テープや鉄板をはりつけるなどの方法がとられます。ただし、これはポイントを絞った補修だと考えるべきです。

穴が空くまで傷んでいるということは、全体的に傷んでいると推測されるからです。

トタン屋根の耐久年数は、日本瓦だと50~100年、スレート瓦が20~25年の耐久性があるとされるのに比べると短い10~20年。

なるべく長持ちをさせる為には、定期的なメンテナンスが大切。トタン屋根の塗装作業は、錆びを削り落とす作業とさび止めを塗る作業も必要となるため、通常の屋根塗装と比べると高額となります。

錆がひどい場合は、トタンがかなり傷んでいると考えられるので、葺き替えも検討する必要が出てきます。錆がひどくなる前に塗装などのメンテナンスを行う事が大切です。

また、トタン屋根は強風でめくれてしまうこともあります。特に軒先が傷みやすく、めくれることによって隙間ができてしまうと、雨水が建物内に入る原因となります。

クギが浮いてしまうことによってできるクギ穴から雨水が入ってくることもあります。

トタンに錆や穴がなくても、雨漏りには注意が必要です。

他の素材よりも傷みやすいということで、雨漏りしやすいとされますが、きちんとメンテナンスをしていれば問題はないということです。

大阪・吹田市の雨漏り修理カンパニーでは、トタン屋根のお宅の雨漏り修理実績を持っています。穴が空いてしまった部分だけでなく、他にも雨漏りの原因がないかチェックしてから修理を行っています。地元密着型企業で、アスターフォローにも力を入れていますので、トタン屋根の傷みによる雨漏りの不安をお持ちならば、ぜひ一度、ご相談ください。