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2021年10月9日

雨樋の修理はどうすれば良い?方法や費用を解説!

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雨樋の修理はどうすれば良い?方法や費用を解説!

台風や大雨・強風のあとに被害がないか、ぐるっと家の外観を見回して点検してみたら雨樋が壊れていた!
こんな時、あなたならどうしますか?

「雨樋くらい大丈夫だろう」と軽く捉えてしまうのはとても危険な考え方・・・
雨樋は安心・安全なマイホーム生活を過ごす上でとても大切な仕事をしています。

放置しておくと、家全体の老朽化や劣化を早めてしまいかねません!
できるだけ早く修理して家を守る事が肝心です。
でも、雨樋の修理ってどの業者さんに連絡すれば良いんだろう?
と頭を悩ませてしまう方も少なくないのでは無いでしょうか?

今回は雨から家を守る大事な雨樋についてその役割や種類も含めてご紹介していきます。

 

本記事の内容

  • 雨樋の役割
  • 雨樋の構成
  • 思わぬ隣人トラブル
  • 雨樋の修理方法と費用
  • 雨樋が壊れてしまう原因
  • 樋の種類と特徴
  • 修理はDIYで出来る?出来ない?
  • 業者トラブルを避ける方法
  • 保険について
  • まとめ

 

そもそも雨樋の役割って何?

雨樋は屋根を伝って流れてくる雨水を受け止めて、下水や地上に誘導する役目を持った設備です。

雨樋が無い状態だと、屋根からの雨水がそのまま外壁を流れていく事になります。
その雨水が流れていく過程でどこかの隙間から家の中に雨漏りとして侵入したり、水が流れる事で外壁自体にもダメージを与えたりと劣化を早めてしまいます。
また、雨樋で受け止められずに直接地面に落ちていく水は勢いを持っているので、落ちた地点の土をえぐり、建物の基礎や地盤に悪影響をもたらします。

晴れている時は役割を実感出来ないし、雨が降っている時でもあまり注視する事が少ない少し地味な設備かもしれませんが、「雨樋が壊れているくらい、たいした事ではない」と軽く見ていると、家全体に被害をもたらす重大な浸水リスクも見逃してしまう事に繋がりかねません。

たとえ未だ雨漏りをしていなくても、雨樋が壊れてしまっていたら早急に修理するようにしましょう。
雨漏り被害が拡大化してからでは、工事の内容がどんどん複雑化して修理費用も膨れ上がってしまいかねませんからね。

 

雨樋の構成

雨樋は様々なパーツが組み合わさって構成されています。
屋根から地面までの排水経路を雨樋によって形成し、住宅を守っているのです。

 

軒樋

屋根と平行に沿うように設置されているのが軒樋です。
軒樋は屋根から流れてくる雨水を受け止め、設けられた勾配によって、水を排水して行きます。金物によって水の重みに負けてしまわないように支持されています。

 

竪樋

竪樋は壁に這わせる形で屋根から地表方向に向かって取り付けられている部材です。竪樋を通ってきた水は地表に流す形で排水されたり、あらかじめ設置された排水路を通して、下水として処理されたりします。

 

集水器

軒樋と竪樋とを繋ぐ部材が集水器です。
軒樋によって、横方向から運ばれた水を集め、下方向へと向かう竪樋に接続します。壁面に金物によって固定され、樋の端部は排水路に繋げられるか、地表に水を流すようになっています。

これらの構成パーツを継ぎ手部材で接続して、家全体の排水を行っています。
雨樋の修理が必要になった際には、どの部材が破損してしまったのかを把握しておきましょう。
※思わぬ隣人トラブルの原因になることも

壊れていたり劣化した状態で、十分にその機能を果たしていない雨樋をそのまま放置してしまうと、正常に排水されない雨水が隣家の敷地に流れてしまう可能性もあります。
隣の家の雨水が自分の敷地に流れてきて、水浸しなんて事になったら誰でも嫌な気分になってしまいますよね。

不要な隣人トラブルを避ける意味でも、雨樋の不備を軽く見ずに早めの修理を心がけましょう。

 

雨樋が壊れてしまう原因

地味なようでしっかりと家を守ってくれる雨樋。壊れたままいつまでも放置しておくのは危険ですね。
ですが、そもそもどのような原因で機能を果たさなくなってしまうのでしょうか?

その原因例をご紹介します。

 

落ち葉やゴミが溜まって詰まる

雨樋は近くの木々からの落ち葉や、風によって飛ばされてきたビニール袋などのゴミが原因となって詰まる事が多いです。詰まってしまうと想定以上の水量や水圧を受け止めなくてはならず、破損に繋がります。

詰まりやすい箇所としては、屋根からの雨を集める集水器と水を落とす経路となる竪樋(たてどい)が挙げられます。集水器は箱型になっているため、飛んできたものを受け止めてしまい詰まってしまうのです。竪樋は集水器を通り過ぎたゴミが、円筒の内部でうまく流れていかずに詰まってしまいます。

定期的に掃除をしてゴミを取り除くのが有効ですが、集水器は高いところに取り付けられており、高所作業になりやすいので不安な人は業者に依頼しましょう。

 

風や雪による破損

台風などの強風によって支持金具が外れてしまったり、軒樋自体がひしゃげて壊れてしまうなど、荒天が原因で壊れてしまう事もあります。また、降り積もった雪の重みに耐えきれずに壊れてしまうこともあります。

こうした被害は1階よりも2階に現れやすいので、壊れてしまった時は高所から水が落ちてくることになってしまいます。

 

傾斜が正常ではなくなって排水しなくなる

屋根に沿うように設けられている軒樋は、平行に設置されているのではなく、排水を円滑に行うために、集水器に向かって緩やかに勾配がつけられています

その勾配を固定するために軒樋は金物によって、固定されているのですが、その金物が緩んだり外れてしまうと勾配が狂い、上手に排水出来なくなってしまうのです。
軒樋の途中に水が溜まると、その地点から水が溢れ出し、想定していなかった場所に水が落ちてしまいます。

 

経年劣化

雨樋は常に雨風や紫外線に晒されているため、どうしても経年によって劣化してしまいます。大体15年程度が劣化の目安と言われており、老朽化した雨樋は脆くなっていたり、苔やカビが発生しやすくなってしまいます。継ぎ目の接着が外れてしまうのも、施工不良で無ければ、経年が原因と考えられるでしょう。

また、こうした劣化は一部分ではなく、雨樋全体に共通して起こるので、これまで雨漏りしたことの無いような場所への浸水リスクを高めてしまいます。

 

雨樋の修理方法と費用

樋の破損や機能不全に陥る原因をご紹介しましたが、次は修理の方法についてです。
どのような作業が必要なのか、そして費用はどれくらいかかるのかを見ていきましょう。

 

内 容 費 用
雨樋清掃 30,000円程度
継手の補修・修理(一部) 5,000円~20,000程度
樋の交換・修理(一部) 10,000円~50,000円程度
雨樋全体の交換 150,000円~500,000円程度

いずれも目安でしかなく、実際は破損の状況や程度によって異なるので、工事前には必ず見積を出してもらって確認するようにしてください。

また、雨樋は高所での作業になることが多く、ハシゴや脚立などで対応できない場合は、高所作業車や外部足場が必要となります。特に全体を交換する場合では、足場はかかせないので、その分費用が高額になってしまうのです。

 

樋の種類と特徴

雨樋工事の費用は、使う樋の種類によっても変化します。
金属で作られたものや樹脂で作られたものなど様々な種類があるので、使用する樋によって材料費が異なるためです。

雨樋にはどのような材質のものがあるのか、ご紹介します。

材質 特徴
塩化ビニル樹脂 軽量で作業性も良く、コストも低いため多くの住宅で採用されています。ただし耐久性は高くなく、経年劣化が顕著に出やすいです。
その他の合成樹脂 塩化ビニル樹脂と特徴的には似ているが、表面に紫外線や劣化に対して耐久性が増すような加工がされています。価格も低めですが、塩化ビニル樹脂よりは少し高くなっています。
ガルバリウム鋼板 軽量で耐久性にも優れ、加工しやすいなど作業性の面でも扱いやすい材料です。金属材として広く普及しているため、それほど高額な材料では無いです。
ステンレス 錆びる事がなく、耐久性も高いです。ただ、ステンレス製の雨樋は流通が少ないため。価格面も高くなってしまいます。
神社などで使われる事が多いです。頑丈で長持ちしますが、値段が高いです。年数が経つと酸化して色が青緑に変化します。

 

また、材質だけでなく形状にも種類があります。
以下の表にまとめましたのでご覧ください。

形 状 特 徴
半円型 一般的な形状で流通も多く、価格も安めです
角 型 排水出来る量が多く、降水量が多い地域に使われます。

また、デザイン面から最近の新築でも採用される事が増えてきています。

その他 豪雪地帯などで雪かきをする際に雨樋を傷めないように採用されるなど、特殊で複雑な形状をしているものです。価格も高い物が多いです。

 

半円型 角 型

 

雨樋の修理は自分で出来る?出来ない?

費用を抑えるためや、業者を手配する手間が煩わしいから雨樋の修理をDIYで済ませられないか?とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、結論から言うとオススメしません。

理由としては

・高所作業になることが多く、転落による怪我などの危険があること
・勾配の設け方など、きちんと施工しないと排水がうまく行かない
・固定の方法がおかしいと外壁などの構造部にダメージを与える

などのリスクが考えられるからです。

もしDIYで修理した後に、「施工不良でまた壊れた」なんて事になったら材料も労力も無駄になってしまいますし、雨漏りの危険性にも晒されることになります。

壊れてしまった古い雨樋を取り外した時にビス穴などを埋める必要もありますし、軽い材質の物もあるとは言え、長い材料を取り回すのは予想以上の労働力を要します。
専門の業者にしっかりとした修理をしてもらうようにしてください。

 

業者トラブルを避けるために

業者に修理を依頼するにあたり、確認しておくべきポイントがあります。
せっかく工事を頼んだのに余計なトラブルに巻き込まれてしまったのでは、スッキリしませんよね。そんな無駄なトラブルを回避するためにもぜひ参考にしてください。

 

工事の範囲を確認する

工事作業を開始する前、もっと言うと見積りを作成してもらう時点でしっかりと工事の範囲を確認して下さい。

「この雨樋を掃除する」「この竪樋を交換する」など作業を具体的に把握しておくことがとても重要なのです。

「ここもやってくれると思っていたのに」

「いや、ここは今回の工事予定には入っていません」

というような認識のすれ違い言った言わないの問題が建築業界では発生しやすいのです。
なので、一番初めに対応の範囲を双方できちんと確認しておくようにしましょう。

工事予定外の部分を「ついでだからこっちもやって欲しい」と後から注文するのもトラブルの素ですので、やめた方が良いと思います。その際はきちんと追加工事の注文という形をとって下さい。

 

雨樋が機能するか確認する

雨樋の清掃や修理が終わったら、軒樋に水を流してみてください。
流された水が集水器や竪樋を通ってきちんと排水されて初めて修理が終わったという事になります。雨の日には工事を行わないので、仮に清掃などで手を抜かれてしまっても中々気づきにくいものです。業者に来てもらうことではなく、雨樋の機能が元に戻る事が工事の目的ですので、最後まで確認するようにしてください。

 

保険について

雨樋の修理を業者に依頼した場合にも工事による出費を抑える方法があります。それは火災保険の活用です。
火災保険には「風災補償」や「雪災補償」という項目があり、それらに該当する場合は修理費用が保険金で賄われます。雹(ひょう)による災害の場合も適用される事があります。

経年劣化や過失による破損の場合には保険は適用されませんが、雨樋は自然災害によって壊れる事が多い箇所ですので、ご自分の加入している火災保険が適用されるかどうかを確認してみてください。
せっかく加入している保険ですので、ここぞという時には上手に利用したいものですね。

ですが、この火災保険を活用した修理に関しても業者トラブルが潜んでいます。
火災保険による補償は100%適用されるわけではなく、保険会社による適用の審査があります。当然ですが、審査の結果によっては保険金が支払われないという事になります。

にも関わらず「火災保険を使えば自己負担無しで修理が出来ます」「他の人に依頼される前に今すぐ契約するなら手配が可能です」と保険金が支払われる前提で、契約を急かしてくる業者がいるようです。
「審査が通らなかったので工事をキャンセルしたい」と申し出ると解約金を要求してくるなど、巧妙な手口で金銭を要求してくるので、十分注意してください。

台風の後などに、訪問で修理を持ちかけてくる業者が居たら、冷静な目で見たほうが良いかと思います。

 

まとめ

雨から家を守ってくれる強い味方である雨樋について、ご紹介してきました。
今回の記事のまとめは以下の通りです。

  • 雨樋が機能しないと様々なリスクが生じる。修理はお早めに!
  • 雨樋の構成や排水が不調になる原因に関して知識を持っておくと修理がスムーズになる
  • 修理の方法や雨樋の種類によって費用は変わってくる
  • トラブルを回避するために工事範囲は双方で確認!保険を悪用したトラブルにも注意!

ちょっと地味に見えるけど、大切な役割を持つ設備である雨樋。
これを機に掃除や点検について、一考してみてはいかがでしょうか?