【必読!】塗装工事②〜住宅塗装とは不確実な未来を買う〜

こんにちは!アメストの中島です。

前回は塗装工事の時期についてお話ししました。

今回は失敗しない塗装工事業者の選び方についてお話しします。

 

なぜ塗装工事業者で失敗するかというと、

一つは訪問販売業者による営業で選んでしまう。

二つ目は数ある塗装工事業者の中から選ぶことに対して、お客様自身に知識がない為、判断基準がわからない。または値段のみで選んでしまう。

細かいことはたくさんありますが大きく分けるとこの二つです。

では、どうすれば失敗せずに塗装工事をお願いできるか。

訪問販売の業者ではなく、塗装工事会社や住宅のプロに依頼すること。

お客様自身がちゃんとした判断基準を持つことです。

今回は、その判断基準になる知識となるお話です。

 

まず最初に、業者を選ぶ際、ほとんどの方が相見積もりと言われる、複数の会社から見積もりをもらいます。

それ自体はいいのですが、仮にA社、B社、C社という3社から見積もりをもらったとします。

さて、業者選びのあなたの決定打となる項目はなんでしょう?

例えば、すべての業者が現地にて塗装面積や塗装箇所の確認に伺うことになるでしょう。

そして、実測した数量をもとに見積もりするのですが、

A社150m2で合計130万円

B社172m2で合計170万円

C社200m2で合計190万円

 

このように、見積もりの数量が各社バラバラになると思います。ですから、当然のように金額もまちまち。

あなたがもし、値段だけしか見比べることができないのなら、確実に失敗します。

なぜなら、A社150m2の130万円を選ぶからです。

一見値段が安いのでお得かと思いきや、この数量に誤差があるとするとどうでしょう?

多くの塗装業社が、現地確認の際に実測をするのですが、30分程度で終わるケースがほとんどです。

単純に建物の縦と横、高さを測り、ざっくりと測ります。

あとは、慣れているから、前にも同じような大きさを塗装したという理由で測るのです。

そして、実際に職人さんが塗装工事をしている最中に実際は150m2以上あることに気が付きます。

塗料には、1m2あたりに最低限塗布しないと品質が保証できない、【塗布量】というものがあります。それは、事前に塗る面積によって計算し、塗料がどれほどいるのかで金額が変動したりします。

なのでもし、思っていた面積より実際の面積が大きいと、

業者は追加工事と題してプラスでお金をいただかないと割に合わなくなるのです。

もしくは、少ない塗料の缶数で塗ろうとすると、、、

 

薄めて塗っていきます。

 

業者も慈善事業では無いので、赤字になってまで仕事はしないですよね?

では、数量の大きいC社だと単純に数量が多くなっている分金額が高くなり、払い過ぎになります。

だからと言ってB社があっているかもわかりません。

なので、実測に来てもらった際にしっかりと建物の塗装面積を測っているかの見分けが必要になってきます。

通常、1軒丸々実測すると

少なくても1時間はかかります。複雑な形状の住宅や窓が多いともっと時間がかかります。

何も言わずしてそこまでキッチリ実測してくれる業者は、一先ず良い業者ということです。

もう一つ今回お話ししておきたいことは、不確実な買い物を確実なものにするためには、というところです。

業者選びの一つはお分かりになったと思いますが、それでも塗装工事とは不確実な買い物なのです。

まだ塗装されていないのに契約、お支払いをするわけですから、車を購入するのとは少し違いますよね。

では、なぜ不確実でどうすれば確実な未来を購入できるのか、確認する方法をお教えします。

①契約してからでないと丁寧にしてもらえるのかわからない。

塗料とは半製品であるため、完成製品にするのに職人の技術やクオリティーによって左右される。

よって、高級な塗料を選んだからといって高級な出来に仕上がるとは限らない。

例えると、鮮度の良い高級食材を幼稚園児に料理させたからといって美味しい料理が出来るとは限らないということです。

 

②塗りたてはバイトなど誰が塗っても綺麗なのでちゃんとした工事をしてもらったと分かるのは2〜3年後にしか判明しない。

手を抜かれて塗料を薄められたり、塗り重ね回数を減らされても、1年目は綺麗なので分からない。

③保証書を発行してくれるかどうか。

保証を出している会社が多いがそれは塗膜の剥離(膨れ)だけであって、

塗料の機能(美観・遮熱・伸び・耐久年数)の保証ではない 。

剥離や膨れさえしなければ保証しなくていいので、下塗りさえ塗っておけば主剤を薄めても

塗り重ね回数を減らしても剥離や膨れは起きない。

ただし、塗料の耐久年数は落ちるし、機能面の遮熱・伸縮・美観・防カビなどの効果も無くなる。

 

では、どうすれば不確実な物を確実な物に出来るのか。

①工事後のアフター事項の見える化・明確化

(工事の挨拶周りの仕方や保証書・アフター点検表の提示。口頭では毎年点検というが実際に行っている業者は皆無。実際に地域密着でも無ければ毎年無料で点検には行けない。遠方の会社は毎回来るだけで経費がかかるので、1回の塗装工事が終わると無料点検にはほぼ来ない) どこの会社も工事を取る所までの話しかしない。

②有資格者がいる班で経験豊富な職人に塗ってもらう。

塗り㎡が見積書と実物でズレると、正確な塗料の缶数が分からなくなるので必ず実測を行い、建坪(延べ坪)×係数で計算しない(係数:延べ坪に1.2~1.7を適当に掛けて積算する業者が多い)シールのm数も同じ。 地域密着の会社だとアフター点検時や近所に会社があると悪い噂が立つので、そもそもそういう自分で自分の首を絞める事はしない。

③正確な㎡数を計算している事から見積書に使用缶数を表記でき、塗料搬入・使用済缶(空缶)の写真を提出し管理する事で塗料の適正な機能を状況証拠的に担保できる。(メーカー記載の機能を発揮する条件は希釈率と塗布量とインターバル) ※最重要事項 ・手抜き工事をおこなっている業者は悪徳業者ではなく、普通の塗装会社がそういった手抜き工事を本人達も気づかずおこなってしまっていること。 昔から無資格者が横行している業界につき、正確な塗㎡数・インターバル・使用缶数・希釈率を守るという基準がない。 塗料を薄めず3回さえ塗ればいいと教わってきているので、悪気無く真面目に手を抜いてしまっている。

弊社ではお客様にわかりやすく説明できるよう、塗膜比較板サンプルを使い、(希釈率と3回塗りを守っても塗膜の厚みが違う為、機能を正しく発揮しない)見た目は同じだが塗料を薄めて塗り重ねを減らした状態ではないのに差があると説明しています。

※ 正しい相見積もりの比較とは 中古自動車で見積りを取る時に、車一式100万とかありえないですよね。 まず、車種が何なのかベンツとミラでは比較にならない。 さらに、年式とグレード、走行距離が明記されてないと見積もりにならない。 塗装で相見積もりを取るなら、塗料のメーカーとグレード(商品名)、塗り㎡と使用する塗料の缶数を合わせないと正しい相見積もりになっていない。塗装の見積もりで一式50万円で安いと思って契約した後に、中身が20年落ちの走行距離20万キロのミラだったは悲惨です。 ボディーだけ綺麗なベンツでエンジンが20万キロのミラだらけ。 これがまかり通っているのが塗装業界なのです。

 

弊社では、お見積りの際にお客様にご理解いただくためにも必ず対面でご説明させていただきながらお見積もりを提出いたします。

また、もっと詳しく失敗しない塗装工事の選別方法などもアドバイスさせていただきます。

また、些細なご質問や小さなお困りごとまで、対応させていただいております。

吹田市の地域密着の工務店・お家のお困りごとならAMEST(アメスト)までご連絡ください!