おしゃれな住宅に突然降ってくるトラブル

■見た目のおしゃれさから大人気の設備

新しく建てられる住宅の中には、屋根に天窓をつけていることがよくあります。
晴れた日には日差しが差し込み、家の中が明るくなることから、住宅密集地や周囲に高い建物があって窓から日差しが入らない場所などでは、屋根から太陽の日差しを取り込むことができるため、こうした地域でよくデザインされているのが特徴です。
需要が増えたことによって、窓そのものの性能もアップしていますし、海外からおしゃれなものも入ってきていることから、外観のデザインをおしゃれにしたいという目的で取り付ける注文住宅も多く、屋根にできるおしゃれの筆頭と言えるでしょう。

■相次ぐトラブルの報告も知っておくべき

軽くて瓦がいらないことから、家にかかる重量負担が少なく、見た目もスマートだとして昨今主流となっているスレート屋根ですが、実は定期的にメンテナンスをしないと雨漏りがしてくることは、あまり知られていないのではないでしょうか。
瓦を載せなくても雨水が中に入り込んでこないのは、塗装によって雨水をはじいているからで、年数を経て塗装の力が弱くなってくると雨水が漏ってくるというわけです。
そうなる前に塗装工事をしなくては、家の中がひどいダメージを被ってしまいます。
天窓にも同じことが言え、屋根と天窓を取り付けるために使われるパッキンが劣化することや水をはじくために使われている防水シートも同じく劣化していくことから、10年ほど経つと雨漏りしてくる可能性が大です。
あるいは、施工不良によって建てたばかりの家なのに雨水が漏ってくるということもあり、近年新たに増えた家に関するトラブルとなっています。

■状態を調べてしっかり対応してくれるところが望ましい

築浅なのに雨水が漏ってくるとなると、これは施工不良が一番の原因と考えられることから、施工業者に言うことになりますが、施工業者が信頼できない場合には、劣化によって雨漏りした場合に修理をしてくれる専門業者に頼むという方法もあります。
天窓が10年程度でパッキンや防水シートが劣化してくるということを知っていると、同時に屋根の状態も気になってくるものです。
まとめて状態を把握してくれる業者ならば、屋根と天窓をセットにしてメンテナンスしてくれることから、メンテナンスを別々にするよりも費用を抑えられるというメリットもあります。
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