屋根材として波板を使うというケースは少なくありませんが、波板の種類によってそれぞれ特徴は異なります。
今回は、波板の種類とそれぞれの特徴、屋根材に波板を使う際の注意すべきポイントなどについてご説明します。
波板の種類と特徴
おもな波板の種類と特徴は以下のとおりです。
波板の種類 | 特徴 |
---|---|
塩ビ波板 | 硬質塩化ビニル樹脂でできた波板で、軽くて使いやすいだけでなく、光の拡散性や透過性にもすぐれています。 |
塩ビ網入り波板 | 塩ビ波板に特殊なガラスネットを複合化させた波板で、通常の塩ビ波板よりも耐荷重性、耐衝撃性にすぐれており、塩ビ波板よりもやや長寿命です。 |
ポリカ波板 | ポリカーボネート樹脂でできた波板で、樹脂製波板としては非常にすぐれた耐衝撃性があるため、雹(ひょう)や小石などによる破損が心配な地域・場所などでも使えます。ガラスに近い透明性があり耐熱性や耐候性にもすぐれ、加工もしやすいという、樹脂製波板としては最高級ランクの存在です。 |
トタン波板(鉄板波板) | 薄い亜鉛メッキ鋼板でできた波板で、切り取りや折り曲げが容易で加工がしやすく、幅広く使えます。 |
ガルバ波板 | ガルバリウム鋼板でできた波板で、申し分のない強さと硬さを誇ります。耐熱性や遮熱性にすぐれ、トタン波板よりも長寿命です。 |
屋根材として波板を使用する場合の注意すべきポイント
屋根材として波板を使用する際のポイントは、屋根に何を求めるのかをハッキリさせることです。
耐久性や長寿命性を求めるならポリカ波板やガルバ波板、加工のしやすさを求めるならトタン波板や塩ビ波板、塩ビ網入り波板、ポリカ波板がおすすめです。
採光性や透明性を求める場合は、トタン波板やガルバ波板などの金属製の波板は不向きで、樹脂製のものがいいでしょう。
ハイグレードかつバランスのよいメリットを持っている波板として特におすすめできるのはポリカ波板です。耐久性があって長寿命でありながらも加工自体はしやすく、しかも採光性・透明性も文句なしという条件が揃っているのはポリカ波板だけです。
波板の張り替えや修理が必要なときは業者に相談を
波板の劣化が目立ってきた、波板に穴や割れが生じてしまった、などの理由で波板の張り替えや修理が必要となった場合は、DIYでやるよりも専門業者に相談・依頼することをおすすめします。
加工が楽なタイプの波板なら自力で張り替え・修理ができると思う人も少なくありませんが、屋根としての機能をしっかりと果たし、雨漏りなどが生じないようにするためには適切な施工をする技術が不可欠です。
その点、雨漏り修理専門業者などに依頼すれば、波板の張り替えや修理に関しても雨漏りなどが起こらないよう細心の注意をはらって施工してくれるでしょう。
波板は種類によって特徴が異なる!目的に合わせて選びましょう
波板とひと言でいっても、波板の種類は数多くあり、それぞれ特徴も異なります。
波板を屋根材として使う場合は、屋根にどういうことを求めるのかを明確にしたうえで、適切な波板を選ぶようにしましょう。
波板の張り替えや修理が必要となった場合には、波板の取扱いを得意とする雨漏り修理業者などに相談・依頼することをおすすめします。
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