波板にはさまざまな種類がありますが、その大半は素人でも切断できます。
今回は、素人が安全に波板を切断するためのコツをお教えしたうえで、素人による波板切断における注意点などについてご説明します。波板を使ったDIYを検討している人はぜひご覧ください。
波板を切断する際の3つのコツ
波板の中でも、塩ビ波板・塩ビ網入り波板・ポリカ波板・トタン波板(鉄板波板)についてはハサミで切断することが可能です。
ガルバ波板の切断は電動のこぎりを必要とするため素人には難しくおすすめできませんが、ハサミで切断できる種類の波板なら、以下3つのコツを守れば素人でも切断できます。
1. どこを切るのかマジックなどで印をつける
波板のどこを切るのか、それを迷わずに切断できるようにするためには事前に波板にマジックや色鉛筆などで印をつけておくことが大切です。
波板の凸凹の凸の部分だけでも印をつけておけば、切断すべきところが一目瞭然で作業がしやすくなります。
2. ハサミを入れる前にカッターなどで溝を入れる
波板を切断する際に、いきなりハサミを入れるよりもアクリルカッターなどで切断すべき場所に溝を入れておくと、ハサミでの切断がぐっと楽になります。
カッターを使う際は切断する場所がズレないように、きちんと定規をひいてやりましょう。
3. ハサミは先ではなく根元のほうを使う
波板を切断する際に使うハサミは、できれば波板切りバサミや、トタン波板を切る場合は金切りハサミなど、波板を切断するのに適した専用のハサミを使うことをおすすめします。
そして、ハサミの先のほうではなく根元のほうを使って切るようにしましょう。先のほうを使って切ろうとすると、力を入れてもそれがハサミに十分には伝わらず、多大な労力がかかってしまいます。
波板を切断する際に注意すべきこと
どれだけ波板を安全に注意深く切っても、素手での作業をすると、波板の切り口などでケガをしてしまうリスクが高まります。
軍手など簡単なものでかまいませんので、作業用手袋は必ず使いましょう。
また、高所での作業は非常に危険です。波板の切断場所が高所になるようなら、無理せず業者に依頼しましょう。
波板の切断・取り扱いはプロにまかせたほうが確実
ガルバ波板などの硬い波板でもないかぎりは、素人でも安全に切断をすることは可能ですが、どうしても仕上がりの美しさに欠けてしまう部分があるのも事実です。
仕上げにヤスリをかけるなどすればある程度見た目は改善されますが、見た目にこだわりたい人は、自分で波板を切断すること自体を避けるほうが賢明です。
仕上がりにもこだわりたい方は、波板の修理や張り替えなどを得意とする業者に依頼することも検討しましょう。
素人でも波板を安全に切断することは可能!ただ仕上がりにこだわる人には不向き
素人であっても、道具をきちんと揃えて手順を守れば、多くの波板を安全に切断することは可能です。
ただし、切断面の見た目などはどうしても不格好になりやすいですので、仕上がりの見た目にもこだわりたいという人は、波板の修理や張り替えを取り扱っている業者に依頼するのがおすすめです。
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