一軒家の屋根にはさまざまな種類があり、種類によってメリットやデメリットは異なります。
今回は、一軒家の屋根のおもな種類と特徴についてご説明したうえで、屋根点検の重要性や、おすすめの点検方法などをご紹介します。
一軒家の屋根のおもな種類とその特徴
一軒家の屋根として使われるのは、おもに以下の5種類です。
種類 | 特徴 |
---|---|
日本瓦 | 粘土を焼いて作った瓦 【メリット】耐火性や断熱性・遮音性などにすぐれ、瓦が破損した際にも1枚単位で取り替えが可能。瓦自体の耐用年数は約50~90年と長寿命。 【デメリット】瓦自体が重いため基礎や構造がしっかりした家にしか使えない。使いこなせる職人が少なく費用が高額になりやすい。 |
スレート瓦 | セメント成分と繊維質の材料を使って作られた軽い屋根 【メリット】ほとんどの家に施工できる。薄くて安価なわりには断熱性にもすぐれている。 【デメリット】屋根材としての寿命は日本瓦などと比べると短く、薄いので割れやすい。暴風雨に弱く、定期的に塗装をしなければ耐久性を維持できない。 |
セメント瓦 | セメント材と砂で作られた瓦 【メリット】日本瓦には劣るものの、耐用年数は長めで遮音性や断熱性にもすぐれている。スレートよりは高価だが日本瓦よりは安価。瓦が1枚単位で交換できる。 【デメリット】日本瓦と違って塗装の必要性があり、最初の塗装が落ちてしまうと割れなどが生じやすくなる。重量があるため、施工できる家が限られる。 |
トタン | 薄い亜鉛メッキ鋼板で作られた屋根材 【メリット】屋根材としては特に安価な部類に入り、軽さと薄さがあり加工しやすく雨漏りもしにくい。 【デメリット】断熱性や防音性・耐久性が低い。サビが発生することも多く、年数がたつとサビによって穴があく場合もある。 |
ガルバリウム鋼板 | アルミニウムと亜鉛の合板にメッキ処理をした屋根材 【メリット】薄くて軽く加工性にすぐれ、トタンと比較するとサビにくい。耐火性にもすぐれている。 【デメリット】金属製であるため、サビにくいとはいえ、塩害がひどい地域では15年程度しかもたたない。断熱性や防音性などが低い。 |
屋根の状況は定期的にチェック!ドローン点検がおすすめ
一軒家の屋根にはさまざまな種類がありますが、いずれもメリット・デメリットがあります。
自宅の屋根材のデメリット・弱点を理解したうえで定期的な屋根チェックをし、破損の兆候などが見られた場合は早急に修理を依頼しましょう。小さな異変の段階で対処できれば、費用も安上がりで済みます。
ただし、一軒家の屋根のチェックを素人が屋根に登って行うのは危険がともないますので、以下2つのチェック方法をおすすめします。
- 業者に依頼する業者に依頼する
- ドローンで屋根点検をする
特におすすめしたいのは、ドローンによる屋根点検です。これならドローン映像を見ながら自分の目でもチェックできるのでわかりやすいですし、不必要な修理を勧める悪徳業者にも騙されにくくなります。
一軒家の屋根の特徴を知り弱点は定期点検でカバーしましょう
一軒家の屋根は、種類ごとにメリットもデメリットも異なります。自分の家の屋根がどういうデメリットを持っているかを理解したうえで屋根を定期点検し、早め早めのメンテナンスで良好な状態を長持ちさせましょう。
屋根の定期点検はドローンでの点検ができる業者に依頼するのがおすすめです。
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