雨どいのつまりを修理する際に、気をつけることは?

雨どいとは、屋根の軒先に取り付けられている器具の名称です。屋根を伝って落ちてきた雨水を受け止め、地上へと流す役割を持っています。雨どいには、建物に対してほぼ水平の形に取り付けられている「軒どい」と、垂直に取り付けられている「竪どい(縦どい)」があります。

雨どいに溜まるのは、雨水だけとは限らないのです。雨どい本体に、凹凸やひび割れなどがない限り、詰まりの原因のほとんどはゴミの蓄積にあるといっても良いでしょう。

多くの雨どいは、簡単に手が届く高さには設置されていません。よって、雨どいを上から覗くことのできる高さまで梯子で登ることができれば、専門業者でなくても雨どいの掃除を行うことができます。

作業を行う際は、両手を梯子から放さなければなりません。よって、足場となる梯子は、ぐらついたり倒れたりしないように、しっかりと固定する必要があります。可能であれば、梯子を支えてくれる人と協力して、作業を行うことが望ましいです。

梯子をかける際は、雨どいのある軒先へ75度の角度で梯子を立てかけます。高所作業用の梯子には、使用角度を表示しているシールが貼られています。また、接地面が水平となっていることが重要です。

梯子をかける場所は、雨どいのある軒先に限ります。雨どいのない屋根を「破風板(ケラバ)」と呼びます。この破風板側は、風雨の影響によって劣化しやすくなっていることと、固定器具をつける箇所がないため、梯子を立てかけるには向いていないのです。

足場の確保ができたら、いよいよ作業にかかります。雨どいの中のゴミは、砂埃や落ち葉だけとは限りません。鳥の巣や、空き缶などが入り込んでいることもあります。環境によっては、苔や草が生えることもあります。

これらの撤去は手で行うか、素材を傷つけないブラシなどを使います。高圧洗浄機などは、雨どい本体が破損してしまう可能性があるため、使用は控えた方が良さそうです。

雨どいづまりの掃除を行う際は、以下の点に注意しましょう。

1.梯子は75度の角度で水平な地面に接地させ、しっかりと固定する。

2.雨どいの支持金具が歪まないよう、周辺の加重を避ける。

3.ゴミを撤去する際は、雨どい本体を傷つけない器具を使用する。

雨どいの清掃作業は、高所作業です。風が強い日は避け、ヘルメットと作業用手袋や軍手を着用して作業を行いましょう。

少しでも作業に不安がある場合は、雨漏り修理カンパニー吹田店までお問い合わせください。当社は、吹田市豊中市にお住まいの方へ、雨漏りに関するトラブルの解決にあたる専門の職人集団です。