ポリカ波板とは?特徴や用途・費用相場など詳しく紹介

ポリカ波板とは?特徴や用途・費用相場など詳しく紹介

ポリカ波板
波板のなかでもとくに人気が高く、よく使われるのがポリカ波板です。

そんな人気のポリカ波板とはどういうものなのか、その特徴や用途、費用の相場などを知っておきましょう。

ポリカ波板とはどんなもの?

ポリカ波板とは、ポリカーボネートを波型に加工した建材です。

ポリカーボネートは合成樹脂(プラスチック)類の一種ですが、同じ合成樹脂類でできた波板として知られる塩ビ波板よりも上のランクとなる存在といえるでしょう。

ポリカ波板のおもな特徴

ポリカ波板の特徴としては、主に以下の点が挙げられます。

  • 合成樹脂類のなかでも最高クラスの耐衝撃性を誇る
  • 耐候性も高く長寿命
  • 透明性がすぐれている(エンボス加工によって光を通しにくくすることも可能)
  • 金属素材性の波板よりも加工性がすぐれている
  • 軽量素材なので重みによる負担をかけにくい
  • 導入コストが手頃で性能と価格のバランスがよい

ポリカ波板のおもな用途

ポリカ波板のおもな用途としては「カーポートやベランダ・テラスなどの屋根素材」というのが挙げられます。

耐衝撃性、耐候性などにすぐれているポリカ波板は、屋外の過酷な環境下でも塩ビ波板の数倍もの長寿命で使えるのが大きな魅力です。トタン波板のようにサビが発生するリスクもありません。

両面耐候となっているポリカ波板以外は裏表があります。裏表を間違えると寿命が短くなってしまうため、注意が必要です。

気になるポリカ波板の費用相場

あくまで建材としての単価あになりますが、一般的なポリカ波板は1尺あたり500円前後です。もっと安価なポリカ波板も存在します。波板の厚みなどによっても価格は異なりますので、このぐらいの価格が品質とのバランスを考えると適正、と考えておくとよいでしょう。

なお、エンボス加工をほどこしたポリカエンボス波板や、温度上昇を抑えるための熱線カット加工をほどこした熱線カットポリカ波板はこれよりもコストがかかります。ポリカエンボス波板はポリカ波板よりも少々高くなる程度ですが、熱線カットのものは一般的なポリカ波板の倍前後です。

なお、業者にポリカ波板を使っての工事や修理などを依頼した際には、このほかに人件費やそのほか部品代・資材代などの費用もかかってきます。

ポリカ波板は波板のなかでもすぐれた存在

波板にはさまざまな種類がありますが、そのなかでもポリカ波板は比較的安価でありながら性能・機能については高いレベルでバランスがとれており、非常にコストパフォーマンスのよいすぐれた建材といえます。

テラスやカーポート、ベランダの屋根材としてどの種類の波板を選べばよいかと迷ったときは、ポリカ波板を選んでおけばまず間違いないでしょう。

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