波板の種類とそれぞれの特徴や注意点を詳しく紹介

波板の種類とそれぞれの特徴や注意点を詳しく紹介

波板の種類

波板とひと言でいっても、その種類は数多くあります。ここでは波板のおもな種類を紹介したうえで、それぞれの特徴や使用上の注意点についてもご説明します。

波板にはさまざまな種類がある

波板のおもな種類としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 塩ビ(塩化ビニール)波板
  • 塩ビメッシュ(ガラスネット)波板
  • トタン波板
  • ポリカ(ポリカーボネート)波板
  • ポリカエンボス波板
  • 熱線カットポリカ波板
  • 熱線カットポリカエンボス波板
  • ガルバリウム鋼板波板

波板とひと言でいっても、かなりの種類があることがわかります。

【種類別】波板の特徴および使用上の注意点

波板の種類別の特徴および使用上の注意点は以下のとおりとなります。

波板の種類 特徴 使用上の注意点
塩ビ やわらかく作業性にすぐれ、波板のなかでももっとも安価 波板のなかではもっとも劣化が早く、反りも発生しやすいため、長年使う屋根などに使うのはおすすめできない
塩ビメッシュ 塩ビ波板にガラス繊維を格子状に入れたもので、普通の塩ビ波板よりは耐久性があり割れても破片が飛び散りにくい 耐久性があるといってもあくまで普通の塩ビ波板と比較しての話で、波板全体から見るとやはり耐久性はないほうに分類される
トタン 鉄板を亜鉛メッキで覆ったもので低コストかつ耐久性があり、金属素材であるにもかかわらず加工しやすいというメリットもある 熱を非常に通しやすく、夏場はトタン表面の温度が70℃以上にもなる。サビの発生に気をつける必要があり、雨音がうるさく聞こえるのもデメリット。
ポリカ ポリカ波板の素材であるポリカーボネートは耐衝撃性が高いだけでなく、加工のしやすさや耐候性・耐久性にもすぐれている。価格とのバランスもよく、カーポートやベランダの屋根にとくにおすすめ。 DIYなどでポリカ波板を扱った際に裏表を間違えると紫外線による劣化が早まってしまう。
※両面耐候のポリカも存在します
ポリカエンボス ポリカ波板にエンボス加工をほどこし、光を通しにくくしたもの。光の透過がないほうがいい場合におすすめ。 注意点はポリカと同じ。
熱線カットポリカ 外観は普通のポリカと変わらないが、熱線をカットして温度上昇を抑える効果にすぐれている。 注意点はポリカと同じ。
熱線カット
ポリカエンボス
外観は普通のポリカエンボスと変わらないが、熱線をカットして温度上昇を抑える効果にすぐれている。 注意点はポリカと同じ。
ガルバリウム鋼板 強度も寿命の長さも申し分なく、トタンとは違って遮熱性にもすぐれており、住宅の屋根に使われることが多い。 金属素材としては加工がしやすいほうだが、それでも電動ノコギリは必要。ほかの波板と比べると高コスト。

波板の種類はいろいろ、特徴などを知って最適なものを選ぼう

波板の種類はいろいろありますが、コストと耐久性や耐候性などのバランスを考えると、カーポートやベランダなどの屋根にはとくに、ポリカやポリカエンボスなど、ポリカ系の波板を使うのがおすすめです。

種類ごとの特徴と注意点を理解したうえで、自分が波板にどんな性能や耐久性を求めるのかについても考えながら最適な波板を選びましょう。業者に依頼して、最適な波板を提案してもらうというのもおすすめです。

屋根・波板・雨漏り・雨樋の修理専門
波板張替えカンパニーはこちら https://companys.jp/namiita