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2021年9月26日

屋根に使われる波板の種類を紹介!種類ごとの特徴や選び方まで解説

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屋根に使われる波板の種類を紹介!種類ごとの特徴や選び方まで解説

「屋根材に使用する波板はどんな材質を選んだらよい?」

「種類ごとにどんな違いがあるのかな?」

倉庫や物置などの屋根を選ぶ際に、どんな波板を選んだらよいか悩みますよね。

屋根材に使用する波板の種類は、主に5つあります。波板の種類ごとに特徴が異なるため、屋根に何を求めているのかによって最適な波板は異なるのです。

したがって、屋根材に使用する波板はそれぞれの種類ごとの特徴を知る必要があります。

そこでこの記事では、以下の内容を解説します。

屋根材に使用する波板の種類と特徴

屋根材に使用する波板の選び方

屋根材に波板を使用する際の注意点

屋根波板をDIYする方法

本記事を読むことで、屋根材に使用する波板の主な5つの種類とそれぞれの特徴を理解することが可能です。また選び方から注意点まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

1.屋根材に使用する波板の種類は主に5つ

屋根材に使用する波板の種類は、主に以下の5つです。

  • ・塩化ビニール波板
  • ・ガラスネット波板
  • ・ポリカーボネート波板
  • ・カラートタン波板
  • ・ガルバリウム波板

これら5つの波板は、よく屋根材として使用されています。波板の種類によって特徴が異なるため、使用される場所や用途が異なります。

そのため、波板を選ぶ際は使用する場所や目的に合わせて波板を選ぶことが重要です。

 

2.波板の種類ごとの特徴

波板の種類によって特徴が異なります。最適な波板を選ぶためにも、それぞれの特徴を理解する必要があるでしょう。以下では、種類ごとの特徴を解説していきます。

 

2-1.塩化ビニール波板

塩化ビニール波板とは、塩化ビニル樹脂と呼ばれる合成樹脂で作られた波板です。昔の波板の屋根材としてよく使われており、現在でも自転車置き場の屋根として見かけます。

塩化ビニール波板は他の波板に比べて比較的安価です。また柔軟性があるため、加工がしやすくDIYによく使われます。

ただし、加工がしやすい分耐久性には優れていません。雨風や紫外線の影響を受けてしまうので、劣化の進行が早く長期の利用には向いていないです。

簡単な小屋づくりには向いていますが、物置など長期的に使用する屋根材には別の波板がよいでしょう。

 

2-2.ガラスネット波板

塩化ビニール波板に、ガラス繊維ネットを挟んでできたものがガラスネット波板です。車庫の屋根材としてよく使用されています。

ガラスネット波板はガラス繊維ネットが入っているため、塩化ビニール波板に比べて強度が強く耐久性に優れています。

一方で、加工がしにくくDIY初心者が扱うには難しい波板です。

 

2-3.ポリカーボネート波板

ポリカーボネート波板は、熱可塑性プラスチックでできた波板です。塩化ビニール波板やガラスネット波板などの透明な波板の中でも、もっとも強度が強くなっています。

強度の強さから近年は、ガラスネット波板よりもポリカーボネート波板を使用する方が増えています。

ガラスネット波板の耐用年数が5年と言われている中で、ポリカーボネート波板は10年と5年も長く利用可能です。

また強度が強いにも関わらず、透明な波板に比べて加工もしやすくなっています。ノコギリで簡単に加工できるだけでなく材料自体も軽いため、DIYに向いている波板です。

 

2-4.カラートタン波板

鉄板に塗装して作られたカラートタン波板もよく使われます。屋根材の材料として幅広く使用されており、小屋や工場の屋根によく利用されています。

また、トタンは他にも真っ直ぐな板状のものがありますが、波板の方が強度に優れているでしょう。

ただし、カラートタン波板はトタン波板に塗装を施しただけなので、劣化の進行が速いです。

また雨や潮風の影響を受けやすいので、設置する場所によっては寿命が早く来てしまう場合があります。

 

2-5.ガルバリウム波板

ガルバリウム波板とは、ガルバリウム鋼板を波の形状に加工した波板のことです。これまでの波板に比べて圧倒的に強度が強く耐久性にも優れています。

自転車置き場や小屋の屋根よりかは、住宅や工場の屋根として利用されるケースが多いです。耐用年数は20年と長く長期的に利用することができます。

また遮熱性能に優れているため、熱の侵入を防いでくれます。長期的に活用したい場合や建物内に熱を侵入させたくない場合に最適な波板です。

 

3.屋根材に使用する波板の選び方

屋根材に使用する波板を紹介したところで、次はどのように選べばよいか確認しましょう。

屋根材を選ぶ際は、以下の項目を押さえておくのがポイントです。

それぞれの内容について、詳しく解説しましょう。

 

3-1.寿命の長さで選ぶ

波板の種類を選ぶ際は、寿命の長さで選ぶのがおすすめです。種類ごとに寿命の長さが異なるため、最適な期間を選ぶ必要があります。

以下に、種類ごとの耐用年数を表にまとめてみました。

波板の種類 寿命の長さ
塩化ビニール波板 2〜3年
ガラスネット波板 4〜5年
ポリカーボネート波板 10年
カラートタン波板 5〜7年
ガルバリウム波板 15〜20年

特に耐用年数が長いのは、ガルバリウム鋼板の15~20年です。他の波板に比べて耐用年数が10年以上長いため、住宅の屋根や工場の屋根の使用に適してきます。

一方で、車庫の屋根材程度であれば耐用年数が10年程度のポリカーボネート波板が最適です。

塩化ビニール波板やガラスネット波板は、耐用年数が短くなるので簡易的な小屋や自転車置き場の屋根に向いています。

 

3-2.採光性で選ぶ

屋根下を明るくしたい場合は、採光性を意識して選ぶことが重要です。波板は種類によって、採光性が全く変わってきます。

たとえば、ガルバリウム波板は鋼板を加工した波板になるので全く光が差し込みません。またカラートタン波板も同様に、光が差し込まなくなるでしょう。

太陽の光を取り入れたい場合は、塩化ビニール波板・ガラスネット波板・ポリカーボネート波板の中から選ぶ必要があります。

これらの波板は透明な作りをしているため、太陽の光を取り入れることが可能です。

また波板によっては、紫外線や熱をカットしてくれるものもあります。屋根下を明るくするだけでなく、適度な環境に整えることも可能です。

 

3-3.施工性で選ぶ

波板を用いてDIYする場合は、施工のしやすさも検討する必要があります。たとえば、DIYする際に波板を加工する必要があります。

仮に加工がしにくい波板を選んでしまうと、電動ノコギリのような特殊な工具が必要となってしまうのです。

DIY初心者がわざわざ電動ノコギリを用意するのはコスパが悪くお勧めできません。そのため、DIYする際は加工のしやすい波板を選ぶ必要があります。

加工のしやすい波板は、塩化ビニール波板・ガラスネット波板・ポリカーボネート波板です。一方でガルバニウム波板とカラートタンは加工が難しいのでDIYに向いていません。

 

3-4.価格帯で選ぶ

屋根の種類によって価格帯も異なります。そこで以下では、それぞれの費用相場を表にまとめてみました。

波板の種類 寿命の長さ
塩化ビニール波板 約500円〜600円/枚
ガラスネット波板 約700円〜800円/枚
ポリカーボネート波板 約700円〜800円/枚
カラートタン波板 約700円〜800円/枚
ガルバリウム波板 約900円〜1,000円/枚

波板一枚当たりの費用がもっとも高いのがガルバリウム波板で1枚当たり約900円〜1,000円です。

一方でもっとも安い塩化ビニール波板は1枚当たり約500円〜600円で、他の波板に関しては1枚当たり約700円〜800円になります。

そのため、予算を抑えたいと考えている方は塩化ビニール波板を選ぶのがよいでしょう。

 

3-5.規格のサイズで選ぶ

波板は施工がしやすいように、違う種類であってもサイズが決められています。以下に主な5種類のサイズを表にまとめました。

波板は縦の長さについては、3尺から12尺までさまざま規格が用意されています。しかし、幅の長さについては上記の5つから選ぶ必要があるので注意が必要です。

 

4.もっとも多く使用されているのはポリカーボネート波板

ここまで屋根材に使用する波板の選び方を紹介しました。しかし、どの波板を選んだら決めきれずに悩む方は少なくありません。

波板選びに悩まれる方は、ポリカーボネート波板がおすすめです。

ポリカーボネート波板は、耐久性・施工性・価格帯のすべてのバランスが良いです。利便性に優れているため、どんな場所でも活用できます。

また採光性にも優れているので、農業で使用するハウスの屋根材としても利用可能です。

自宅での活用だけでなく商用目的としても使えるため、屋根材に迷ったらポリカーボネート波板を選ぶとよいでしょう。

 

5.屋根材に波板を使用する際の注意点

屋根材に波板を使用する際はいくつか注意点があります。以下では、主な注意点を5つまとめてみました。

これら5つの注意点を守ることで安全に波板を使用することが可能です。それぞれ詳しく解説します。

 

5-1.屋根に何を求めるのかをハッキリさせること

屋根材に波板を使用する際は、何を求めるのかハッキリさせる必要があります。なぜなら、使う場所によって最適な波板が異なるからです。

たとえば、長期的に使用する目的のある倉庫は、耐久性や長寿命である必要があります。そのため、ポリカーボネート波板やガルバリウム波板を選ぶ必要があります。

一方で簡易的な小屋や自転車置き場の屋根であれば、塩化ビニール波板やガラスネット波板で十分です。

耐久性はありませんが、低価格で施工性にも優れているため、手軽に施工することができます。

このように使用する屋根によって最適な波板は異なります。そのため、屋根材に波板を使用する際は、どんな場所で使うのか、屋根に何を求めるのかを明確にしておく必要があるでしょう。

 

5-2.DIYする場合は二次被害のリスクがある

波板をDIYする場合は、二次被害のリスクを考える必要があります。特に、DIY初心者の方が施工する場合は強度不足が心配です。

強度不足の屋根材は、強風によって波板が吹き飛ばされる可能性が高いです。仮に吹き飛ばされてしまうと、自身の被害だけでなく、第三者に怪我を負わせてしまう危険性があります。

そのため、波板をDIYする際は使用目的に合った種類を選ぶ必要があるでしょう。

また波板を施工する際は、サイズごとにルールが設けられています。サイズごとの働き幅や重ね代のルールを守って施工する必要があります。

 

5-3.波板の劣化だけでなくフックにも注意

寿命による劣化は、波板を留めるフックも同様です。プラスチック製で作られることが多いフックは、直射日光によって劣化していきます。

しかし、フックは見えづらいことからも修理するのを忘れてしまいがちです。劣化した状態のまま放置してしまうと、強度不足同様に波板が風に飛ばされる危険性があります。

フックの劣化についても二次災害のリスクがあるため、注意が必要です。

 

5-4.屋根として機能させたい場合は業者に依頼する

本格的に屋根として機能させたい場合は、DIYするのではなく業者に依頼しましょう。特に住宅や工場の屋根は、絶対に雨漏りさせてはなりません。

雨漏りが起きないようにするためには、適切な施工技術が不可欠です。

また屋根として機能させる場合は、加工が難しいガルバリウム波板が用いられます。専門工具が必要になる点においても業者に頼んだ方が良いでしょう。

 

6.屋根波板をDIYする方法

屋根波板をDIYする方法は、以下の手順になります。

上記の3つの手順によって波板を張り付けることができます。それぞれの手順を具体的に解説していきましょう。

 

6-1.波板の切断

まずは波板の切断作業を行います。塩化ビニール波板・ガラスネット波板・ポリカーボネート波板の場合は通常のノコギリで切断可能です。

ただし、個人で切断するのに自信がない場合は、販売店舗に依頼できます。

専門家に依頼することで、きれいな仕上がりが期待できます。また加工が難しい波板も依頼できるため、わざわざ専門工具を購入せずに加工が可能です。

 

6-2.貼り付け位置の決定

波板の切断ができたら貼り付け位置を決めていきます。波板を張り付ける際は、軒先の出幅を100mm以下としてください。

また波板を張り付けるのに重ね幅を確認する必要があります。

重ね幅は流れ方向と幅方向にあって、波板の勾配やサイズによって異なります。そのため、貼り付ける前に必ず確認しましょう。

 

6-3.穴あけ及び

貼り付け位置が決まれば穴を開ける作業です。穴を開ける際は、先に油性ペンで印をつけてから電動ドリルか錐で開けます。また山側に穴を開けたら、金づちで釘を刺して仮止めの状態にします。仮止めの状態から調整を行い、問題なければ本止めです。正確に釘を打っていき問題なければ波板の取り付けが完了します。

 

まとめ

この記事では、屋根に使われる波板の種類やそれぞれの特徴、選び方までお伝えしました。

ここで改めて、本記事の内容をおさらいしてみましょう。

屋根材に使用する波板の種類と特徴

 

・塩化ビニール波板…他の波板に比べて最も安価。柔軟性があって加工がしやすい

・ガラスネット波板…塩化ビニール波板に比べて強度がある

・ポリカーボネート波板…安価で長寿命。加工もしやすい

・カラートタン波板…板状のトタンよりも強度がある

・ガルバリウム波板…耐用年数20年と長期的に利用可能。遮熱性能にも優れている

屋根材に使用する波板の選び方

 

・寿命の長さで選ぶ

・採光性で選ぶ

・施工性で選ぶ

・価格帯で選ぶ

・規格のサイズで選ぶ

屋根材に波板を使用する際の注意点

 

・屋根に何を求めるのかをハッキリさせること

・DIYする場合は二次被害のリスクがある

・波板の劣化だけでなくフックにも注意

・屋根として機能させたい場合は業者に依頼する

屋根波板をDIYする方法

 

・貼り付け位置の決定

・穴あけ

・波板の固定

・調整して本止めしたら完成

また屋根材はさまざまな種類があってどれを選んだらよいか決めきれない場合もあります。

そういった場合は、耐久性・施工性・価格帯とすべてのバランスがよいポリカーボネート波板を選ぶのがおすすめです。