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こんにちは。今回も当ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回のお問合せは枚方市東香里元町にお住いのM様。
坂道が多い静かな住宅街の一角です。
お問合せ内容としては、飛び込み業者さんに屋根の劣化を指摘されたが本当にメンテナンスが必要かプロの目線で見て欲しい。との事でした。
実際に屋根に登って確認しますと、確かに漆喰の劣化は中々激しく、放置すると深刻な雨漏りが発生しそうです。
念のため屋根裏も確認しましたが、構造体が腐っている様子は無かったので今回は漆喰の打ち替え工事をご提案しました。
このブログをお読みになられている方の中には、
漆喰工事とはどういうものなのか?
業者さんによって品質に差は出るのか?
増し打ち、打ち替えと見積もりに書いてあるけど、どちらが良い工事なのか?
おそらくその辺りが気になっていることだろうと思います。
結論を申し上げますと、漆喰の増し打ちというのは絶対NGです。
古い漆喰に新しい漆喰を増し打ちすると、まず剥がれやすいという点が挙げられます。
そして、今回メインで紹介する面戸漆喰に関しては、
増し打ちすることによって雨漏りを誘発することもあるんです。
業者さんに漆喰工事をご提案された場合はその工事が打ち替えなのか、増し打ちなのか必ずチェックしてください!
増し打ちは手順が大幅に削減される分、一見お見積りはお安くなっています。
ですが、大事なお金を払って雨漏りを引き起こすリスクがあります!
ここからは工事中のお写真を見ながら説明していきます。
まずは既存の漆喰を剥がしていきます。
この際、葺き土がある程度平面になるよう調整し、砂埃も飛ばして漆喰が付きやすいようにします。
漆喰があった面の上にのし瓦という瓦がありますが、この瓦の手前の端より漆喰が手前に出てしまうと、水の入り口が出来て雨漏りに繋がるのです。
これが増し打ちがNGな理由です!
当社は適正な厚みと仕上がりを美しくするため、漆喰を二度塗りで仕上げます。
漆喰が付きやすいよう、少し湿らせます。
丁寧に漆喰を塗っていきます。
下塗りの漆喰は上塗り分が乗りやすいよう、あえて表面に不陸を作って塗っています。
下塗り終了です。
この作業を行ったのは10月の終わり頃でしたが、この作業をしていると屋根の上では汗をかく気温です。
とはいえ、夏や冬に比べれば作業はしやすいかったです。
さあ仕上げです。
この上塗りの際に厚みを出しすぎると雨漏りが起きますが、しっかり撤去しているためその心配はありません。しっかり厚みと意匠性を出しながら仕上げていきます。
施工後際に漆喰が付着するため、丁寧に清掃します。
仕上がりました。
やはり和瓦は良いですね。釉薬瓦に漆喰の白が映えます。
和瓦は漆喰のメンテナンスさえ注意してあげれば長く使える、大変良い瓦材です。
M様にも仕上がりを確認いただき、大変お喜びいただけました!
当社りふぉーむカンパニーは屋根、壁専門店として住宅の長寿命化の為に日々奔走しております!
ご満足いただける工事をお約束しますので、気になることがあれば是非当社にご相談ください!
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