棟板金工事でオススメの樹脂製貫板と換気棟

棟板金工事でおススメの樹脂製貫板と換気棟

こんにちは、りふぉーむカンパニーです。

今回は、棟板金工事でオススメの「樹脂製貫板」と「換気棟」について解説していきたいと思います〜!

ちょっと難しい部分ではあるのですが、雨漏りや木材の腐食、結露などの「起こしたくないトラブル」を防ぐために、かな〜り重要な部材です。

長く快適に、できるだけ無駄な費用をかけずに、コスパ良く、大事なお住まいで暮らしていけるようにするには、トラブル予防は重要なことなので、是非1つでも覚えておいてください!

目次

樹脂製貫板の施工がオススメ

まずは「樹脂製貫板」の方から、どういう点がオススメなのかを、3つのポイントに分けて解説していきますね。

樹脂製貫板①これまでは木材が使われていた

貫板というのは、屋根の1番高い部分にある「棟板金」という部材を止めるための部材です。

下の写真のように、これまでは木材が使われていました。

木材の貫板

しかし、木材は水分や湿気が多くなると、腐り、釘が浮いてきて「棟板金をとめる」という役割を果たせなくなります。

釘が浮いてしまったことでできた隙間から、雨水が入り込んで、さらに貫板が腐食。

屋根裏や室内にまで雨漏りが発生して、天井にシミができたり、カビが繁殖したりします。

雨漏りでできた天井のシミ

この天井は、かなり雨漏りのダメージを受けてしまっていますね。

木製の貫板の腐食を、長く放置していると、このような被害が出てしまうのです。

そこで活躍するのが「樹脂製貫板」なのです〜!

雨水に触れても腐る心配がないので、木製よりずっと耐久性があります。

雨漏りの修繕や屋根の葺き替え工事をするのなら、木製の貫板から、樹脂製に変えることがオススメです。

樹脂製貫板②釘からビスへの変更

木製の貫板から樹脂製の貫板に変更することで、貫板の固定に使うものも頑丈なものに変更できます。

木製の貫板の場合は、DIYでも使う「釘」を固定の際に打ち込んでいますが、樹脂製貫板はビスを使います。

さらに、サビ(腐食)に強いステンレス製のビスを使えば「ビスが腐って固定力が弱まってしまう」ことによる、雨漏りなどのトラブルを回避できるので、より安心感が高くなりますよ!

本当に小さい小さい部分なのですが・・・ここをしっかりこだわって施工することで、貫板や棟板金の劣化を抑えられて、お住まいを守ることができるのです!

樹脂製貫板③飛ばされるトラブルの予防にも

木製の貫板を使っている場合、腐食がつきものとなるのですが、その結果、固定する釘が浮いて、棟板金が飛ばされてしまうことがあります。

以前「屋根が飛ばされて、庭に落ちました!」というご連絡をいただいて見に行くと、飛ばされたのは棟板金でした。

棟板金が屋根の1番高いところにあるので、風の影響をとても受けやすいです。

浮きがある状態では、いつ飛ばされてもおかしくありません・・・。

近年は、台風の被害が大きくなってきているので、十分注意しておく必要があります。

私が行った現場では庭に落ちたので、ひとまず安心でしたが、人や車、近所の窓ガラスなどにぶつかっていたら、大きなトラブルになります。

そのようなトラブルに巻き込まれないように、腐食が起きない樹脂製貫板の施工を検討してみてくださいね。

屋根裏の換気は換気棟で

さて、次は「換気棟」について解説していきますね。

換気棟というのは、下の写真のような、屋根の1番上にある棟部分に取り付ける換気部材のことです。

換気棟

なぜ換気棟の施工がおススメなのか、3つのポイントに分けて解説していきます〜!

換気棟①熱気は上に向かう

換気棟の施工の目的は「屋根裏部分の換気」

換気棟の施工の目的は「屋根裏部分の換気」です。

理科の授業で習ったと思いますが、一緒に少し思い出してみましょう〜!

あたたかい空気は、上と下どちらに向かっていくのでしょうか?

正解は、上ですね!

あたたかい空気というのは、湿気を多く含んでいるので、この上に向かってくる空気を外に出してあげることで、建物の中の空気がカラッとして、木材などの腐食を防ぐことができます。

そこで活躍するのが、換気棟です。

換気棟は、建物の1番高い部分に施工できるので、1番換気に適した部分となっています。

屋根裏にたまったモワモワした空気をしっかり循環させられるのは、長く快適に住むためにはとても重要です。

換気棟②結露やカビの発生を防ぐ

結露やカビの発生を防ぐ

換気棟が、1番高い位置で屋根裏の湿気を多く含む空気を換気してくれることで、結露や湿気が多い環境で発生するカビを抑えることができます。

結露やカビの発生は、建物を弱くする原因になるので、大事な住まいを守るには発生させないことが大切です。

また、窓や玄関ドアなど、普段見える場所であれば、自分で気づいてタオルで拭くなどの対策ができますが、屋根裏は普段見えないですよね。

そこで窓や玄関ドアと同じような結露が起きて、カビが生えていたらどうでしょう?

想像もしたくないですね・・・。

換気棟③夏が快適な住まいに

室温計

夏は特に建物の上の方に暑い空気がたまって、徐々に冷房が効きにくい状態になっていきます。

屋根は太陽光を受け止める場所でもあるので、より屋根裏の温度は上がってしまいます。

しかし、換気棟があれば、効率よく換気ができるので、屋根裏の温度の上昇を抑えられ、建物内全体の温度上昇も防ぐことが可能です。

「全然冷房が効かへん!」と、毎年厳しい環境で夏を過ごしているのなら、屋根裏の換気について見直しが必要かもしれません!

樹脂製貫板と換気棟の施工がオススメです

今回は「樹脂製貫板」と「換気棟」がおススメですよ〜という点について解説してきました。

内容をおさらいしましょう〜!

【樹脂製貫板】

  • これまでは木材が使われていた
  • 木材では腐食し、雨漏りに繋がる
  • 固定するビスをステンレス製にすると、より耐久性アップ
  • 棟板金が飛ばされるトラブルを予防できる

【換気棟】

  • 熱気は上に向かっていくため、建物の1番上の棟部分で換気をするのは効率がいい
  • 結露やカビの発生を防げる

樹脂製貫板や換気棟の施工を検討したいという方は「ちょっと教えてやぁ〜」と気軽にお問合せください!知識も経験も豊富な職人のスタッフが対応させていただきます。

▶︎樹脂製貫板や換気棟のご相談はコチラ

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