【プロが解説】屋根カバー工法の費用・施工条件・注意点

こんにちは!プロタイムズ枚方星丘店(株式会社りふぉーむカンパニー)です。
「屋根カバー工法は費用を抑えられる」と耳にして、リフォーム方法の一つとして気になっている方は多いのではないでしょうか。
屋根リフォームの中でも、カバー工法は既存の屋根を活かしながら施工できるため、コストを抑えやすい工法として知られています。
その一方で、屋根の状態や建物の構造によっては、カバー工法が適さないケースもあるため、工法の特徴や費用の仕組みを正しく理解したうえで選ぶことが大切です。
この記事では、屋根カバー工法とはどんな工事なのか、費用がどのように決まるのか、そしてご自宅にこの工法が本当に適しているのかを、できるだけわかりやすく整理していきます。
また、プロの目による無料点検を通して分かるポイントについてもご紹介しますので、「とりあえず相場だけ知りたい」という方も、ぜひ最後までご覧ください。
屋根カバー工法とはどんな工事なのか

屋根カバー工法とはどのような工事なのかを正しく知ることは、屋根リフォームにおける費用面の検討において欠かせない出発点です。
とくに最近では「屋根 カバー工法 費用」といったキーワードで情報を調べ、価格の安さに惹かれて検討を始める方が多く見られますが、インターネット上の断片的な情報だけで判断してしまうと、かえって自宅に合わない工法を選んでしまう危険性があります。
ここでは、屋根カバー工法の仕組みやメリットに加え、よく比較される『葺き替え工事』との違いを分かりやすく整理し、なぜカバー工法は費用を抑えられるのかという前提を明確にしていきます。
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項目 |
屋根カバー工法 |
葺き替え工事 |
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工事内容 |
既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工 |
既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材を葺く |
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工期 |
短め(目安:5~7日) |
長め(目安:7~10日) |
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廃材処分 |
基本的に不要 |
屋根材の撤去・処分が発生 |
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費用 |
撤去費・処分費が不要で費用を抑えやすい |
工程が多く、費用は高くなる傾向 |
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耐久性 |
既存の屋根や下地の状態に左右される |
屋根全体を更新するため、高い耐久性が期待できる |
カバー工法は、一般的にはスレート屋根の上に軽量で高耐久の「金属屋根材(ガルバリウム鋼板が主流)」を重ねる形で施工されます。
工期が短く、騒音や廃材が比較的少ないため、工事中のストレスが軽減されます。
一方で、屋根葺き替え工事は、既存の屋根材をすべて撤去し、下地や防水層の状態を含めて根本的に見直す工法です。
劣化が進んだ屋根や構造的な不安がある建物には、こちらの工法が適しています。
既存の屋根に新しい屋根材を重ねる工法

屋根カバー工法の最大の特徴は、今ある屋根材を撤去せず、その上から新たな屋根材を重ねて仕上げる点にあります。
よく用いられるのは、アルミニウムと亜鉛を主成分とするガルバリウム鋼板という金属屋根材です。
これは、軽量でありながら耐久性や耐候性に優れており、長期的な保護効果が期待できる素材です。
施工はまず、既存屋根の上に防水シート(ルーフィング)を敷き詰め、その上から新しい金属屋根材を取り付けていく流れで進行します。
重ねるだけといっても、屋根材の接合部や雨仕舞(あまじまい=雨水を適切に逃がす仕組み)に細かい処理が必要となり、職人の技術が仕上がりを左右します。
屋根材の撤去が不要なため、騒音やホコリが抑えられるのはもちろん、廃材の処分費が発生しないため、周辺への影響が少なく、日常生活を続けながらの工事も比較的しやすい点が大きなメリットです。
雨漏りといった重大な不具合が起きていない段階であれば、効率的に屋根の性能を高める手段として有効な選択肢の一つです。
葺き替え工事との違いは「撤去の有無」

葺き替え工事は、今ある屋根材をすべて取り除いた上で新たな屋根材を施工する方法です。
下地や防水シートの状態までしっかり確認できるので、根本から屋根をリセットできるのが最大のメリットです。
一方のカバー工法では、既存屋根をそのまま残すため、撤去費用や工期が少なく済みますが、下地の劣化状況に施工の可否が左右される点に注意が必要です。
プロタイムズ枚方星丘店(株式会社りふぉーむカンパニー)では、屋根点検の際に下地の状態まで確認し、必要に応じて葺き替え工事の選択肢を含めて最適な工法をご提案しています。
「費用が抑えられる」というのは前提条件つき
屋根カバー工法は費用が安いという印象だけが先行しがちですが、それは屋根の状態が良好で、カバー工法が適用できるという前提条件があってこそです。
たとえば、下地が腐食していたり雨漏りが発生していたりする場合、表面をかぶせるだけでは意味がなく、内部の修復を優先すべきです。
バー工法を正しく選ぶには、表面的な金額だけではなく、工法の仕組みとメリット・デメリットを理解したうえで、専門家による判断が不可欠です。
屋根修理の費用と施工内容についてはこちら

屋根カバー工法の費用は何によって変わるのか

屋根カバー工法の費用は、屋根の面積だけでなく、素材や状態、形状など、さまざまな条件によって変動します。
費用を調べたくて検索したけれど、サイトによって金額がバラバラで混乱するという方は多いのではないでしょうか。
ここでは、屋根カバー工法の費用に差が出る具体的な理由と、相場だけで判断することの危うさをお伝えします。
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費用を左右する主な要因 |
内容 |
費用への影響 |
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屋根の面積・形状 |
屋根面性が大きい・形状が複雑 |
材料費・施工費が増える |
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屋根材の種類 |
使用する金属屋根材のグレードや機能性 |
高耐久・高断熱の屋根材は価格が上がる |
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既存屋根・下地の状態 |
劣化や雨漏りの有無 |
補修・下地工事が必要になれば追加費用発生 |
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付帯部の工事有無 |
雨樋・板金・棟・換気部材などの交換 |
同時施工する範囲が広いと全体費用が上がる |
面積や形状は費用を大きく左右する基本要素
屋根カバー工法では、施工面積が広くなるほど材料費・施工費の両方が増えます。
また、屋根の形状が単純な片流れや切妻であれば比較的施工しやすいのに対し、複雑な寄棟やドーマーがある屋根は加工や作業に手間がかかり、費用が増す傾向にあります。
プロタイムズ枚方星丘店(株式会社りふぉーむカンパニー)では、実測による正確な面積算出と、屋根形状に応じた適正な見積もりをご提示しています。
屋根材のグレードで大きな差が出る
カバー工法に使われる屋根材の多くはガルバリウム鋼板ですが、同じ素材でも製品によって性能が異なります。
たとえば、断熱材一体型の屋根材や、表面塗装に遮熱性を持つ高機能製品を選ぶと、1㎡あたりの単価が数千円単位で変わってきます。
プロタイムズ枚方星丘店(株式会社りふぉーむカンパニー)では、スタンダードグレードから高機能型まで複数の製品を取り揃えており、現地調査の結果やお客様のご希望に合わせて最適な屋根材をご提案します。
下地の状態次第で追加費用がかかる場合も
カバー工法は既存屋根を残す施工方法ですが、その土台となる下地が傷んでいると、施工そのものが不可能になることがあります。
表面からは見えない劣化がある場合には、部分補修や一部葺き替えが必要になり、追加費用が発生します。
実際に、無料点検の結果、下地の強度が不足していたため、全面カバーではなく部分補修+カバーが必要と判断されたケースがあります。
こうした見極めには、現場をしっかり診断する専門的な知識が必要です。
相場だけを見て判断するのは危険
「屋根カバー工法 費用」と検索すると、一般的な戸建て住宅を想定した目安として、80万円〜150万円ほどの金額が掲載されているケースが多く見られます。
ただし、これはあくまで参考価格であり、屋根の面積・形状・下地の状態・使用する屋根材などによって費用は大きく変動するため、すべての住宅に当てはまるわけではありません。
建物の構造、使用する材料、下地の状態、付帯部の工事有無など、条件次第で金額は大きく変わります。
そのため、相場情報に振り回されるのではなく、自宅に必要な工事の内容をきちんと知ることが、納得できる屋根リフォームにつながります。
オススメの屋根材についてはこちら
https://companys.jp/roof/material/
屋根カバー工法ができる家・できない家の違い

屋根カバー工法は、すべての家に適用できるわけではありません。
費用を抑えたいからカバー工法にしたいと思っても、屋根の状態や構造によっては、施工そのものが不可能な場合があります。
ここでは、カバー工法ができる家とできない家の違いを明確にし、無理な選択が将来的なトラブルを招く可能性について解説します。
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判定基準 |
内容 |
カバー工法への影響 |
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屋根下地(野地板)の状態 |
劣化や腐食があるかどうか |
腐食が進んでいると施工不可。葺き替え工事が必要になる |
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雨漏りの有無 |
屋根内部に水の浸入がないか |
雨漏りがある場合は原因特定と補修が必要 |
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既存屋根材の種類 |
スレート・金属・瓦など |
一部の屋根材(アスファルトシングル、波形スレート等)は施工が困難な場合が多い |
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重ね張り可能な構造か |
建物全体の耐荷重や形状 |
追加重量に耐えられない構造では実施できない場合がある |
下地の劣化や雨漏りがある場合、カバー工法は選べない
屋根カバー工法の基本は、既存の屋根を撤去せずに上から新しい屋根材を重ねることです。
しかし、土台となる屋根の下地が腐食していたり、雨漏りによって構造材が傷んでいる状態では、そのまま施工できません。
たとえば、野地板(屋根材を支える下地の板)に湿気が回っていたり、垂木(屋根を支える骨組み)が変形していたりすると、上から屋根材を重ねても支持力が不十分になり、数年以内に沈み込みや再劣化を引き起こす可能性があります。
さらに、すでに雨漏りしている屋根では、表面的に覆ってしまうことで内部の腐食が進行し、住まいの寿命を縮める結果にもなりかねません。
こうした状況下では、部分的な補修や屋根葺き替え工事を検討すべきです。
屋根材の種類によって施工の可否が分かれる
すべての屋根材がカバー工法に適しているわけではありません。
たとえば、一般的なスレート屋根や金属屋根であれば、軽量でフラットな構造のため、上から新たな屋根材をかぶせても問題なく施工できます。
しかし、波形スレートのように凹凸が大きい屋根材や、アスファルトシングルのように柔らかく表面が不安定な素材の場合、重ね張りによる固定が難しく、施工精度や耐久性に問題が生じやすいため、一般的には推奨されません。
また、和瓦やセメント瓦といった重量がある屋根は、そもそも重ね張りに適しておらず、屋根全体が耐荷重に耐えられなくなる恐れがあります。
このような場合は、屋根材をすべて撤去したうえで、構造から見直す葺き替え工事が必要になります。
カバー工法を無理に選ぶと、将来的なコストが跳ね上がるリスクも
表面的にはきれいに仕上がったように見えても、内部の問題が解決されないまま屋根を覆ってしまうと、数年後に雨漏りが再発したり、屋根全体のたわみや腐食が進行する恐れがあります。
このような場合、せっかく施工した屋根材を再度撤去し、葺き替えをやり直すという二重工事になるケースがあります。
結果的に、当初想定していた費用よりはるかに高くついてしまう場合があり、「今、安いから」という理由だけでカバー工法を選ぶのは非常に危険です。
プロタイムズ枚方星丘店(株式会社りふぉーむカンパニー)では、現地調査の段階で屋根裏の確認まで行ない、カバー工法が本当に適しているかどうかを丁寧に診断しています。
施工ありきではなく、長く安心して住める屋根にすることを最優先にした提案を行なっています。
屋根工事・屋根リフォームについてはこちら

最適な工法と費用を知るために無料点検を活用する

屋根カバー工法の費用や適用可否は、実際に屋根の状態を見てみないと正確に判断できません。
見た目には問題がなくても、下地の劣化や屋根材の傷みが進行している場合があり、そうした情報を知らずに安い工法だからと選んでしまうのは非常にリスクが高いです。
正しい判断をするには、まず専門家による屋根点検を受けることが欠かせません。
屋根点検では、表面のひび割れやコケの付着といった劣化サインはもちろん、屋根材の浮きやズレ、下地の傷み、雨漏りの予兆といった見えにくい部分まで細かく確認できます。
さらに、点検結果を踏まえれば、「カバー工法ができるかどうか」「葺き替えが必要か」「塗装でも対応可能か」といった工法の適否が明確になり、予算と住宅の状態に合った工事を冷静に選ぶ材料が手に入ります。
また、無料点検と聞くと「営業されるのでは?」と不安を抱く方は多いですが、プロタイムズ枚方星丘店(株式会社りふぉーむカンパニー)では、調査結果に基づいて必要な情報を提供するのを第一の目的としており、無理な営業や契約の強要は原則として行ないません。
お客様自身が状況を把握し、判断できる材料を持てるよう、写真付きの報告書とわかりやすい説明を行なっています。
相場を調べて終わりにするのではなく、自分の住まいの屋根にはどんな工事が必要で、どれくらいの費用が妥当なのかを正しく知るために、まずは無料点検を受けてみることが、失敗しない屋根リフォームの第一歩です。
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