外壁塗装の費用相場について「外壁塗装って本当に必要なの?」

「外壁塗装は必要ない」は危険!その理由とやるべきタイミングを解説

「外壁塗装って本当に必要なの?」

「見た目を気にしないなら、やらなくても大丈夫でしょ?」

外壁塗装の必要性がよくわからない、できればやりたくないと思っていませんか?

たしかに、外壁塗装にはまとまった額の費用がかかりますし、見た感じ問題なさそうであればわざわざやらなくてもいいという気持ちになる人は多いです。

しかし、「外壁塗装は必要ない」と考えるのは非常に危険です。

なぜなら、外壁塗装は家の構造と機能を維持するために不可欠な防水メンテナンスだからです。そのため外壁塗装を怠ると、最悪の場合には家が劣化して倒壊する可能性もゼロではありません

だからこそ、外壁塗装の必要性を正しく理解し、適切なタイミングで実施することが大切なのです。

そこでこの記事では、以下について詳しく解説します。

▼外壁塗装は家を守るために不可欠なメンテナンス

▼外壁塗装が必要な3つの理由

▼外壁塗装をしないことによって起こる4つの問題

▼外壁塗装がいつ必要なのかを判断するポイント

▼外壁塗装にかかる費用相場

▼外壁塗装のコストを抑える方法

▼信頼できる塗装業者をみつけるためのポイント

この記事を読むことで、「外壁塗装は必ず必要なものであり、それはなぜなのか」がよくわかります。また、以下のチャートを利用することで、自分の家はいつ外壁塗装をすべきなのかを判断できます

さらに、外壁塗装をする場合の費用や業者選びについても理解できるため、今後どのように行動したらよいのかが明確になります。

「外壁塗装って必要なの?」という疑問をスッキリと解決し、大切な家を長く守っていくために、ぜひ最後までお読みください。

目次

「外壁塗装は必要ない」は危険!

外壁塗装について、まず声を大にしてお伝えしたいことは、「外壁塗装は不可欠」だということです。

外壁塗装が必要な理由はいくつかありますが、最も重要なのは外壁材を保護してひび割れを防ぐことで雨漏りを起こさないようにするということです。

雨漏りと聞くと、家の中に水がポタポタと垂れてくることをイメージするかもしれませんが、それは雨漏りの末期症状です。外壁材がひび割れると、その中にある柱や断熱材に水が染み込みます。この時点で雨漏りは始まっているのです。

雨漏りが起こると、建物の内部が湿ってカビが発生し、腐食していきます。また、湿った木材はシロアリの大好物です。腐食したりシロアリに食べられた柱は強度を失い、地震などによって容易に倒壊する危険性が出てきます。

つまり、外壁塗装は家の防水メンテナンスであり、怠ることで家が激しく劣化し最悪の場合には倒壊する可能性もゼロではないのです。

だからこそ、「外壁塗装は必要ない」と考えるのはとても危険なことです。外壁塗装をしないことで節約しようとすると、家が倒壊して家族が怪我をするなど、お金には代えられないものを失うかもしれません。

 外壁塗装が必要な3つの理由

外壁塗装は不可欠だといういうことが理解できたところで、それは何故なのかについて確認していきましょう。

1章でもご説明したように、最も重要な理由は外壁材の保護ですが、それ以外にも家の美観を保持したり、将来的にかかるメンテナンス費用を抑えるという理由があります。

それぞれの理由について、詳しく解説していきましょう。

 外壁材を保護してひび割れを防ぐ

外壁材のうち、レンガとタイルに限っては塗装が必要ありません。それ以外の外壁材では、塗装によって表面をコーティングし、保護する必要があります。

外壁材は雨風や紫外線に晒されるため、塗装による保護がないとすぐに劣化してしまいます。劣化が進むと外壁材にひび割れができてしまい、それによって以下の問題が発生します。

建物の内部に雨が入ってくる(雨漏り)ことによって、柱や断熱材などが湿って腐食する

・雨漏りやすきま風によって室内環境が悪化する

このうちの「雨漏りによる建物内部の腐食」が、外壁塗装をしないことによって起こりうる最も重大な問題になります。

建物の内部には防水シートが挿入されていますが、持続的に雨が入ってくると機能の限界を超えてしまいます。そして、腐食は基礎部分も含め家全体に広がっていきます。

内部が腐食した家は脆くなり、崩れやすくなってしまいます。また、湿気を好むシロアリが繁殖しやすくなることで、より建物内部がボロボロになっていってしまうのです。

◆腐食した建物内部

また、雨漏りやすきま風によって、室内の環境も悪くなることがあります。

雨漏りが起こると建物内部の湿度が上がり、壁紙などにカビが発生する可能性があります。また、すきま風が入ってくることによって、室内の温度が下がってしまうこともあります。

これらの問題を防ぐという点で、「外壁材の保護」が塗装の最も重要な目的になりますが、塗料の保護機能は時間の経過と共に低下していくため、適宜塗り替えなければならないのです

家の美観を保持する

外壁塗装をすると、建物の色合いが鮮やかになります。また、好みに応じて艶感を出すことも可能で、築年数を重ねた家でも美しく見せることができるのです。

その一方で、外壁の塗り替えをしないでいると、色褪せや塗装の剥がれが出てきます。また、外壁材が水を吸収しやすくなることでカビや苔が発生するケースもあり、家が古く汚い印象に見えてしまうのです。それによって、以下の問題が発生します。

・近所の人達から敬遠される

・売却時の印象が悪く買い手がみつからない

・空き巣に狙われやすくなる

見た目の問題だけなら気にしないという方もいるかもしれませんが、上記のように、それだけでは済まない場合もあるため、美観を整えておくのに越したことはありません。

メンテナンス費用の節約になる

外壁塗装によって建物をしっかりと保護することで、家の劣化を最小限にすることができます。外壁塗装にもコストはかかりますが、きちんと行うことでより大掛かりな修繕が必要になることによる出費を回避できるということです。

外壁塗装を怠ったことによって外壁材の劣化が激しくなると、その時点で塗装してもリカバリーすることができず、外壁材を交換することが必要になります。また、雨漏りによって腐食した柱や断熱材の補修も必要になるかもしれません。シロアリ被害もあれば、駆除の費用がかかります。

これらの大掛かりな修繕が必要になると、以下のような費用が発生します。

外壁材の張り替え

150~200万円

柱や基礎の補修

100~300万円

断熱材の交換

50~100万円

シロアリ駆除

20~30万円

外壁塗装の相場については外壁塗装にかかる費用相場で詳しく解説しますが、60~90万円(30坪の2階建て)です。極端な例でいえば、この費用を節約しようとしたがために上記全ての修繕が必要になり、600万円以上の出費をする羽目になるかもしれないのです。

そのため、将来的なメンテナンス費用を抑えるためには、適切なタイミングで外壁塗装を行うことが効果的なのです。

外壁塗装がいつ必要なのかを判断するポイント

外壁塗装は避けられないとわかったところで気になるのは、「じゃあいつすればいいの?」ということなのではないでしょうか。

まずは、外壁材の種類によって塗装がいつ必要なのかを判断できる以下のチャートをお試しください。

チャートからわかるように、外壁塗装がいつ必要なのかを判断するポイントは、以下の2つです。

①外壁材の種類

②劣化症状の有無

まずは、外壁材の種類を把握しましょう。基本的には、外壁材の種類によって推奨される年数に応じて塗り替えを行います。

ただし、塗装や外壁材の劣化症状がみられた場合には、直ちに塗り替えることが必要です。

外壁材の種類に応じた年数で塗り替える

外壁塗装が必要になるタイミングは、外壁材の種類によって異なります

外壁材の種類には、主に以下の5種類があります。ちなみに「サイディング」とは、家に貼り付ける形で使用する板状の外壁材のことをいいます。

外壁材の種類

特徴

塗り替え推奨年数

窯業系サイディング

セメントと繊維質などの原料を板状に形成したもの

10年

モルタル

セメントと砂を混ぜて塗りつける

10年

ガルバリウム

金属板を成形・加工して柄付けしたもの

15〜20年

樹脂系サイディング

塩化ビニール樹脂でつくられたもの

20〜30年

レンガ・タイル

粘土を焼いて作られたもの

不要

◆窯業系サイディング

◆モルタル

◆ガルバリウム

◆樹脂系サイディング

◆レンガ

◆タイル

まず、レンガ・タイルは塗装の必要がありません。ただし、コーキングと呼ばれる目地部分は8〜10年毎に補修が必要になります。

ガルバリウムと樹脂系サイディングは塗装が必要になるまでの期間が長く、ガルバリウムで15〜20年・樹脂系サイディングで20~30年毎の塗り替えが推奨されています。

そして、現在の住宅で最も多い窯業系サイディングと次に多いモルタルでは、塗料の種類にもよりますが、基本的には10年毎に塗り替えることをおすすめします。

自宅の外壁材の種類がわからないという場合には、一度塗装会社の外壁塗装診断を受けましょう。

前回の塗装から「10年」を目安に塗り替えを検討する

外壁材が窯業系サイディングまたはモルタルだという場合、外壁塗装が必要になるタイミングとして「10年」を目安にしましょう。

これは、外壁材そのものの塗り替え推奨時期が10年であるということと、現在の住宅に最も多く使用されているシリコン塗料の耐用年数が10〜15年であることによります。

つまり、10年以上塗り替えをしていないと外壁材の劣化が加速してくるため、その前に塗り替えて劣化を食い止めることが大切なのです。

また、その他の外壁材であっても、立地や気象条件によっては早めの塗り替えが必要になる場合もあります。そのため、10年で一度外壁診断を受けておくと安心です。

劣化症状がみられたら直ちに塗り替える

塗料や外壁材に以下のような劣化症状がみられる場合には、推奨される年数を待たず、すぐに塗り替えをしましょう

・色褪せ

・塗膜の浮き・剥がれ

・チョーキング

・水の吸収

・カビ・苔

・ひび割れ

劣化症状が軽度であれば、塗装によってリカバリーすることができます。その一方で、劣化症状があるのに放置すると、塗装では対応しきれず大掛かりな修繕が必要になってしまうのです。

このような劣化症状がみられないかをチェックし、いずれか一つでも発見したらすぐに塗装業者に見積もりを依頼してください。

色褪せ

外壁の色褪せは、劣化の初期段階として塗料の色が失われてくる現象です。そのまま放置することで、塗膜が剥がれてくる可能性があります。

塗膜の浮き・剥がれ

塗装の表面が浮いたり剥がれたりする現象です。これによって外壁材が剥き出しとなり、雨風や紫外線を直に受けて劣化していきます。

チョーキング

チョーキングとは、外壁を触ったときに手に粉がつくことをいいます。塗料に含まれる樹脂成分が劣化して、色をつけている顔料が粉上に浮き上がってくる現象です。

チョーキングが起こっている塗装は、既に外壁材の保護機能を失っているため、放置すれば外壁材の劣化が進みます。

水の吸収

塗装が劣化してくると、防水機能が低下します。それによって、本来であれば弾かれる水分が外壁材に吸収されてしまうようになります。

外壁に水をかけてみて、染み込んでいくかどうかを確認しましょう。

カビ・苔

塗装の防水機能が低下して水分を吸収するようになると、湿気によってカビや苔が発生します。見た目が悪くなるばかりではなく、カビや苔の根が広がることによって塗膜の浮きや剥がれが起こります。

ひび割れ

塗料の保護機能が失われて外壁材が劣化すると、ヘアークラックと呼ばれる細かいひび割れが発生します。そのまま放置するとひび割れは大きな亀裂になり、外壁材が剥がれ落ちることもあります。

また、ひび割れから雨漏りすることで、建物の内部が湿って腐食する可能性があります。

外壁塗装にかかる費用相場

外壁塗装は必ずしなければならないとはいえ、まとまった費用がかかることを不安に感じる方も多いと思います。

ここでは外壁塗装の費用相場について解説しますので、ぜひ計画的に資金を準備しておきましょう

外壁塗装の相場は一般的な戸建で60~90万円

外壁塗装の金額は面積や塗料の種類によって異なりますが、30坪2階建ての相場は60~90万円です。

また、その費用の内訳は、おおよそ人件費30%・材料費20%・足場代20%・その他30%になります。

人件費

塗装を行う職人・作業員の給与

材料費

塗料、養生、コーキングなどの費用

足場代

足場の材料を運ぶ運搬費と足場を組む施工費

その他

現場までの移動費、業者の車を置く駐車代、手続きに関する事務手数料など

このように、外壁塗装の費用には人件費と足場代が大きな割合を占めており、これらはある程度固定した金額になるため、費用を左右するのは材料費とその他費用になります。

その他費用に関しては、塗装業者と契約する際に何が含まれるのかをしっかりと確認しましょう。材料費に関しては、使用する塗料の種類を自分で選ぶことによって費用をコントロールできます。

使用する塗料によって価格が異なる

外壁塗装に使用する塗料には、様々な種類があります。種類によって異なるのは耐用年数と価格であり、耐用年数が長いほど高価になります。

塗料の種類

耐用年数

施工価格(㎡あたり)

アクリル

6〜8年

1,000~1,800円/㎡

ウレタン

7〜10年

1,700~2,500円/㎡

シリコン

10〜15年

2,300~3,500円/㎡

ラジカル

14〜16年

2,200~4,000円/㎡

フッ素

15〜20年

3,500~4,800円/㎡

無機

18〜25年

3,800~5,500円/㎡

外壁の状態や予算に合わせて、最適な塗料を選びましょう。ただし注意が必要なのは、耐用年数が短い塗料を使用すると1回あたりのコストを抑えることはできますが、塗り替えの回数は増えるということです。

外壁塗装のコストを抑える方法

外壁塗装には1回につき60~90万円程度の費用がかかり、それを定期的に繰り返す必要があります。そのため、外壁塗装のコストを抑えたい場合には、1回あたりの金額に注目するのではなく、長期的な視点でこの先にかかる費用の総額を考えていくことが大切になります。

その上で外壁塗装のコストを抑えるために効果的な方法は、以下の3つです。

それぞれの内容について、詳しく解説していきましょう。

耐用年数の長い塗料を使う

外壁塗装に使用する塗料にはいくつかの種類があり、それぞれに耐用年数の長さが異なります。外壁塗装のコストを抑えるためには、なるべく耐用年数の長い塗料を使って塗り替えの回数を減らしましょう

耐用年数の長い塗料ほど高価になりますが、前述したように外壁塗装の費用のうち大部分を占めるのは人件費と足場代です。そのため、1回あたりのコストを抑えて頻回に塗り替えるよりも、1回あたりの費用が多少高くても回数を少なくする方が結果的には安上がりになるということです。

【例えば】家の寿命が40年だとしましょう(使用する塗料によって価格が異なるの表を基に計算)

30坪の家をアクリル塗料で塗装した場合、塗料代は約10万円で、6年毎に6回の塗り替えが必要になります。1回あたりの外壁塗装費用を60万円と仮定すると、60万円×6回で総額360万円かかります。

同じ家をフッ素塗料で塗装した場合、塗料代は約35万円で、15年毎に3回の塗り替えが必要になります。1回あたりの外壁塗装費用はアクリル塗料より25万円高い85万円になりますが、85万円×3回の総額255万円で済むのです。

定期的に劣化の有無を点検する

塗料や外壁材の劣化が進んでしまうと、外壁塗装以外の補修費用も発生する可能性があります。そのため、劣化が始まる前のタイミングで外壁塗装を行っていくことがコストを抑えることにつながります

劣化症状の有無」でご紹介したような、色褪せ・塗膜の浮きや剥がれ・チョーキング・水の吸収・カビや苔・ひび割れの有無を、定期的にチェックしましょう。

自分で数ヶ月~半年に一度点検することに加えて、1年に一度は塗装業者の診断を受けることをおすすめします。

りふぉーむカンパニーでは、枚方・寝屋川市内限定ではありますが、外壁診断士・一級塗装技能士による外壁塗装診断を無料でご提供しております。

技術力の高い塗装業者に依頼する

外壁塗装では、下地の洗浄や塗料の均一な塗りが不十分だと、そこから塗膜が浮いたり剥がれたりしてしまいます。そのため、外壁塗装に関する技術が確かな業者に塗り替えてもらうことが、塗装を長持ちさせることにつながるのです。

しかし残念なことに、塗装業者の中には悪徳な会社も少なくありません。悪徳業者に外壁塗装を依頼してしまうと、塗料を薄める・本来は3度塗りが必要なのにその工程を省く、など適切な塗装が行われないかもしれないのです。

そこで次章では、信頼できる塗装業者をみつけるためにはどうしたらよいのかについて解説します。

外壁塗装の悪徳業者に注意!

外壁塗装では、定価が不明確であったり消費者に知識がないという特徴上、そこにつけ込む悪徳業者が多いという現状があります。

悪徳業者による過剰請求や手抜き工事は後を絶たず、特に訪問販売でトラブルが起きるケースが多いため、騙されないようにしっかりと対策を講じる必要があります。

外壁塗装の悪徳業者や訪問販売については「外壁塗装 悪徳業者」や「外壁塗装 訪問販売」で詳しく解説していますので、悪徳業者を避けるためにぜひ参考にしてください。

信頼できる塗装業者をみつけるためのポイント

適切な外壁塗装を適正価格で行うためには、信頼できる塗装業者選びが欠かせません

信頼できる塗装業者をみつけるためにまず行うべきことは、複数の会社から見積もりをとることです。そして、塗装業者の担当者と直接やりとりし、以下のポイントに納得できるかどうかを確かめてください。

●訪問点検によって劣化状態や塗装について丁寧に説明してくれるか

●契約を急かさないかどうか

●実績が多くしっかりとアフターフォローを設けているかどうか

●契約前に必要事項を書面を用いて説明してくれるかどうか

それでは、信頼できる業者をみつけるためのポイントについて、詳しい内容を解説していきましょう。

複数の会社から見積もりをとる

まずは、複数の塗装業者から見積もりをとりましょう。これは、業者によって外壁塗装の価格や内容に違いがあるためです。

また、外壁塗装を行うことができる業者には、ハウスメーカー・リフォーム会社・塗装専門業者があり、それぞれに特徴が異なります。

ハウスメーカー

家の構造・機能を十分に理解した上での施工ができる

価格が高くなりやすい

リフォーム会社

リフォームや修繕も併せて依頼することができる

技術レベルにムラがある

塗装専門業者

安価で質の高い塗装を受けられる

悪徳業者も少なくない

気になる業者に直接問い合わせたり、一括見積もりサイトを利用して、複数の施工内容と価格をチェックしましょう。その上でニーズに合った施工をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

訪問点検によって劣化状態や塗装について丁寧に説明してくれるか

外壁塗装の見積もりをもらうにあたっては、それに先立って自宅を訪問し、丁寧に点検してくれる業者を選びましょう。現場をしっかりと確認せずに、適切な金額が提示できるはずはありません。

写真やオンラインで診断ができると謳う業者もありますが、塗装の状態を正確に把握するためには間近で見て触るということが重要です。訪問診断をせずに高額な見積もりをしてくる悪徳業者には注意しましょう。

また、塗装の劣化状態やいつどのようなメンテナンスが必要なのかについて、客観的に詳しく説明してくれるかどうかにも注目してください。すぐに塗り替えが必要だとしても、押し売りせずにその根拠について納得できるまで説明してくれる担当者であれば安心です。

契約を急かさないかどうか

「今すぐ塗り替えをしないと危険なので契約しましょう」は、悪徳業者にありがちな手口です。

たしかに、外壁材の劣化が激しい場合にはすぐに塗り替えが必要ですが、その根拠や契約内容についてしっかりと説明した上で、決断するまで待っていてくれる業者を選びましょう。

優良な業者は、外壁塗装の必要性が理解されるのには時間がかかることや事業を続ける上では信頼が大切なことについて、よく理解しているものです。

実績が多くしっかりとアフターフォローを設けているかどうか

外壁塗装の施工実績が多く、充実したアフターフォローを設けている会社は、技術的に信頼できる可能性が高いです。

なぜなら、数多くの施工を重ねる中で技術が向上し、それによってまた選ばれるという好循環が起こっているためです。また、それによる自信の表れが、アフターフォローの充実にあります。

そのため、気になる業者があれば施工実績とアフターフォローの内容をチェックしましょう。

契約前に必要事項を書面を用いて説明してくれるかどうか

契約を視野に入れるようになったら、それに先立って書面を用いた必要事項の説明をしてくれるかどうかに注目しましょう。必要事項とは、契約内容・工事の手順・アフターフォロー・クーリングオフなどです。

特に契約内容については、費用の詳細な内訳や使用する塗料について丁寧に説明してくれる業者を選んでください。口約束で契約に持ち込み、後から追加料金を請求するという悪徳業者に捕まらないようにしましょう。

適切な外壁塗装で大切な家の価値を守ろう

「外壁塗装なんて必要ないんじゃない?」という気持ちでこの記事を読み始めたあなたに、心境の変化はあったでしょうか?

外壁塗装は、家の構造と機能を維持するために不可欠なメンテナンスです。大切な家に長く住み続けるためにも、いつか誰かに譲り渡すときにも、適切な外壁塗装を施しておくことがプラスになるのは間違いありません。

家の劣化を最小限にして価値を保つために、適切なタイミングで優良業者による外壁塗装を行っていきましょう。

りふぉーむカンパニーは、3700件以上の施工実績をもち、安心の10年保証を備えた外壁塗装雨漏り専門店です。枚方・寝屋川市内にお住まいの方はぜひご相談ください

まとめ

この記事では、「外壁塗装は家の構造と機能を維持するために不可欠な防水メンテナンス」であり、怠ることで最悪の場合には家が倒壊する危険性もあるということを前提に、以下について詳しく解説しました。

◎外壁塗装が必要な3つの理由

・外壁材を保護して、ひび割れができることによる雨漏りやすきま風を防ぐ

・家が古く汚い印象になることを防ぎ、美観を保持する

・外壁材の劣化を防いで大掛かりな補修を免れることで、メンテナンス費用を節約する

◎外壁塗装が必要になるタイミングは、以下のチャートのように「外壁材の種類に応じた推奨年数」と「劣化症状の有無」によって判断します。

◎外壁塗装にかかる費用相場

・30坪2階建ての外壁塗装の相場は60~90万円

・使用する塗料によって価格が異なり、耐用年数が長いものほど高価になる

◎外壁塗装のコストを抑える方法

・耐用年数の長い塗料を使用して塗り替えの回数を減らす

・半年~1年に一度は外壁の状態を点検し、劣化する前に塗り替えを行う

・技術力の高い塗装業者に依頼することで、塗装を長持ちさせる

◎信頼できる塗装業者をみつけるためのポイント

・複数の会社から見積もりをとる

・訪問点検によって劣化状態や塗装について丁寧に説明してくれるか

・契約を急かさないかどうか

・実績が多くしっかりとアフターフォローを設けているかどうか

・契約前に必要事項を書面を用いて説明してくれるかどうか

優良業者に外壁塗装を任せることによって、大切な家の価値を守ることができます。外壁塗装にかかる費用は必要経費だと割り切って計画的に準備し、適切なタイミングで実施していきましょう。

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