軒先唐草・ケラバ唐草は施工不良があると雨漏りが起きやすい

軒先唐草・ケラバ唐草は施工不良があると雨漏りが起きやすい

こんにちは、りふぉーむカンパニーです。

今回は「軒先唐草・ケラバ唐草は施工不良があると雨漏りが起きやすい」という点を解説していきたいと思います。

ちょっと聞きなれない言葉が並んだので「なんのこっちゃ・・・」と思う方も多いかと思いますが〜、大事なお住まいを雨漏りから守るためには、今回お伝えしていく内容を知っていることが大切です!

できるだけわかりやすいように解説していきますので、是非今後の屋根のリフォームやメンテナンスの参考にしてみてください。

目次

なぜ軒先唐草・ケラバ唐草に施工不良があると雨漏りが起きるのか?

軒先唐草・ケラバ唐草に施工不良があると、雨漏りが起きてしまう理由は、軒先唐草やケラバ唐草が「雨水の入り込みを防いでいるから」です。

「そもそも軒先唐草とかケラバ唐草ってどこにあるんや」と思っている方のために、それぞれの部材について、まずは解説していきますね。

軒先唐草というのは、屋根の雨どいがつく部分にある部材です。

下の図は屋根の断面図で、赤い矢印で示した部分が軒先唐草となっています。

軒先唐草
出典:https://js-g.co.jp/eccube/html/products/detail/54

続いて、ケラバ唐草です。

細かい施工部分については軒先唐草と同様ですが「ケラバ」という部分は、雨どいがつく場所ではなく、下の写真のようにのぼっていく部分の端になります。

ケラバ

軒先唐草・ケラバ唐草、どちらも横なぐりの雨や外壁に当たって下から上に吹き上げるような風に対して効果を発揮します。

どちらの部材もなかった場合、ただ上から降る雨に対しては問題ないですが、屋根材を伝う雨水や激しい豪雨などには対応しきれません。

建物を雨水・雨漏りから守るためには、必ず必要な部材なのです!

しかし、残念ながらしっかり軒先唐草・ケラバ唐草を取り付けをしてくれない業者もあります・・・。

「細かい部分まで見えへんから大丈夫や」と思っているのでしょうか、次の項で具体例をお伝えしていきたいと思います。

軒先唐草・ケラバ唐草の施工不良の事例

施工不良の事例を2つご紹介していきます。

施工不良事例①|そもそも施工されていない

1つ目は「そもそも施工されていない」事例です。

雨漏り防止には、必ず軒先唐草・ケラバ唐草が必要だと解説してきましたが、そもそも施工がされていないことがあります。

私が以前行った屋根工事の現場でも、唐草が施工されておらず、隙間があいている状態でした。

工事費用を削るためなのでしょうか・・・業者は工事原価を抑えられて嬉しいのかもしれませんが、あってはならないことです。

施工不良事例②|固定が不十分

2つ目は「固定が不十分」な事例です。

軒先唐草・ケラバ唐草が施工されているものの、固定がしっかりされていないことが原因で、浮きが発生し、いつ雨水が入り込んでもおかしくないような状態となっているケース。

ただ施工すればいい、というものではなく、施工方法をしっかり守り、軒先唐草・ケラバ唐草の役割を果たしてあげることが大切です。

屋根材や防水シート、野地板などの劣化にも繋がるので、固定し直してあげる必要があります。

こんな症状があったら軒先唐草・ケラバ唐草の補修が必要です

具体的に、こんな症状があったら補修しましょう〜という事例をご紹介していきます。

  1. 軒天にシミがある
  2. 腐食がある
  3. すでに雨漏りが起きている

施工不良があった場合、屋根や下地などに、通常よりも早く劣化症状が発生することが多いです。

お伝えしていくような症状が起きたら、補修をしましょう。

補修が必要①軒天にシミがある

1つ目は「軒天にシミがある」ことです。

軒天というのは、外壁部分から出ている屋根の裏側の部分のことで、下の写真でいう白い部分になります。

軒天

室内にまだ雨漏りが起きていないものの、地上から確認した範囲で軒天にシミがあるようなら、軒先唐草やケラバ唐草の施工不良や劣化がある可能性があります。

軒天はダイレクトに軒先やケラバからの雨水にの浸入のダメージを受ける場所なので「なんかシミがあるわ!」と気づいたら、当店のような専門店にご相談ください。

補修が必要②腐食がある

2つ目は「腐食がある」場合です。

軒先唐草やケラバ唐草に施工不良がある場合、軒先やケラバ周辺の屋根材や下地、鼻隠し(軒先の部材)などが、入り込んだ雨水によって腐食していることがあります。

うまく固定できていない場合は、軒先唐草やケラバ唐草自体にも腐食がみられるケースがあるので、しっかり雨水の浸入防止の役割を果たせるように、補修してあげてください。

補修が必要③すでに雨漏りが起きている

すでに雨漏りが起きている

3つ目は「すでに雨漏りが起きている」場合です。

軒先唐草やケラバ唐草に施工不良があっても、多くの場合、雨漏りなど大きなトラブルが起きない限り、気づけません。

専門業者でないお客様が、屋根にあがって細かい部分まで点検することはないからです。

そこを狙って手抜き工事をするのでしょうけど・・・!

1番はしっかり施工方法を守って軒先唐草やケラバ唐草を取り付けてくれる業者に、屋根工事を依頼するのが安全ですが、中には手抜きをする業者もいます。

  • 説明は丁寧か
  • 施工前と施工後に写真を見せてくれるか

最低限、この2点はチェックしてみてください。

特に「写真撮影」をして、屋根がどうなっているのかを見せてくれるかという部分はとても大切です。

雨漏りが起きてしまった後では、修繕費用や木材や部材の交換費用など、多くの費用がかかってしまいます。

これまでお伝えしてきたように、軒先唐草・ケラバ唐草は雨漏り予防に重要な部材であること、取り付けをしなかったり、固定が不十分だったりと手抜き工事をされる心配があることを頭に入れて、信頼できる業者に屋根工事を依頼してくださいね!

軒先唐草・ケラバ唐草の補修はりふぉーむカンパニーにお任せください

軒先唐草・ケラバ唐草の補修はりふぉーむカンパニーにお任せください

今回は軒先唐草・ケラバ唐草の施工不良による雨漏りについて、詳しく解説してきました。

内容を整理してみますね!

【なぜ雨漏りが起きやすいのか】

  • 雨水の入り込みを防いでいる
  • 下からの吹き上げや伝う雨水を防ぐ役割がある

【補修が必要な状態】

  1. 軒天にシミがある
  2. 腐食がある
  3. すでに雨漏りが起きている

施工不良があり、雨漏りが起きると、修繕費用など多くの費用がかかってしまいます。

そうなってしまう前に「軒天にシミがある」など、気になる症状がある方は「ちょっとみにきてや〜!」と気軽にお問合せくださいね!

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