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皆様こんにちは!りふぉーむカンパニー吹田店です。
今回は吹田市江坂町御堂筋のくら寿司付近のW様邸のレポートになります。
今回は屋根裏(小屋裏)の工事レポートになります。
W様の屋根裏(小屋裏)の調査を行ったところ、重大なことが起こっていることに気づきました。
それは、屋根の母屋と呼ばれる柱や、小屋束と呼ばれる柱を支えるための柱が、ズレていたのです!
この事をほぞ抜けと言います。一度ほぞ抜けした柱は元に戻すことは不可能なので、もうこれ以上ほぞ抜けが酷くならないようにしなければいけません。
実際のW様の屋根裏(小屋裏)がこちら
矢印の部分が抜けているのがわかります。
こちらも母屋がほぞ抜けを起こしています。
このほかにも多数見受けられましたので、W様にご報告し、緊急屋根裏工事をすることとなりました。
地震対策における屋根裏緊結金物の重要性は、建物の構造的安定性を高めることにあります。
地震が発生すると、建物は様々な方向から力を受けます。特に屋根は建物の一番上にあるため、地震の揺れによる影響を直接受けやすい部分です。屋根裏緊結金物は、屋根と建物の他の部分との間の接合部を強化し、地震時の揺れに対する抵抗力を高める役割を果たす重要なものなのです。
こちらが緊結金物の『グレートホルダー』です。
実際に見てみるとかなり大きくしっかりしているのですごく安心感があります。
また、この金物は、屋根構造を壁や基礎にしっかりと固定することで、地震の力による屋根の変形や崩壊を防ぎます。
屋根が建物の他の部分から離れることを防ぐことで、全体の構造的な強度を保持するのに役立ちます。屋根裏緊結金物は、木造建築物に特に重要で、地震に強い住宅を構築するための基本的な要素の一つとされています。
お客様がさらにびっくりするのが、この金物を取り付けるボルトです!
ご覧の通り手のひらサイズの幅の太いボルト『ラグスクリュー』と呼ばれるボルトでしっかりと緊結金物を固定していくのです。
まず初めに、ラグスクリューの下穴を空ける位置をマーキングしていきます。
マーキングした箇所に、ラグスクリューが入り込むちょうどの大きさのドリルで下穴を開けていきます。
下穴を開け終わると、全ての穴にラグスクリューを打ち込んでいきますが、最初は仮締めしていき、最後にそれぞれを本締めします。一つ一つ丁寧に締めていくことで緩みなく全てのラグスクリューを打ち込む事がポイントになります。
施工する時は屋根裏(小屋裏)はかなり狭くなっているので、写真のような伸縮性のある歩み板を柱と柱に架けて作業します。
この作業屋根裏では、夏場はサウナのように蒸し暑くなるので大変です!
できれば、今の時期のような寒い時期にお願いしたいです!笑
そして、数日かけて全ての柱にグレートホルダーを取り付けて完成です。
W様にはこれで安心できますと、安堵のお声をいただきました。
近年の地震で屋根裏(小屋裏)や、基礎の補強に関してのお問い合わせがすごく多くなってきていたので実際に工事のレポートができて皆様に少しでも重要性をお伝えできたことも、今回の工事レポートで良かったです。W様本当にありがとうございました!
皆様も是非一度、屋根裏・床下点検を受けてみてください。
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