大阪府寝屋川市　防水シートの腐食→スレート屋根のカバー工法

スレート屋根の点検を、定期的にしていますか？

新築してから、またはリフォームで屋根を施工してから10年以上が経過している場合は、一度点検してみるのがオススメです。

今回は、そんなスレート屋根に関する施工事例をお伝えしていきますね。

「スレート屋根の点検をお願いしたい！」

とご連絡をいただいたお宅へ向かい、目視や点検用のドローンを使って状態を確認すると、広範囲にコケがみられました。

茶色く写っている部分がコケです！

また、一部の防水シートが腐食しているのが確認できました。

このまま放置していると、コケによる防水性の低下、下地腐食による雨漏り、割れによるスレート屋根自体の劣化が進んでしまう恐れがあります。

「コケはただ汚いだけだから、綺麗にすれば問題ないでしょ〜？」

と考える方が多いと思いますが、美観を損ねるだけでなく、屋根材にダメージを与える厄介なやつなのです・・。

屋根の表面は、美観を高めるため、屋根材を紫外線や雨風から保護するために塗装されています。

しかし、塗装によってつくった塗膜は、徐々に劣化し、保護する効果が薄れてしまい、雨水を防ぐことができず、長く湿度が高い状態になります。

コケは湿度が高くジメジメしたところが大好きです。

少しずつコケが胞子を飛ばして増え続け、根を張って、屋根材へと到達。それが、割れに繋がり、大きく屋根材が欠けるなどの症状が発生します。

今回伺ったお宅の全体を見てみると・・

全体に色あせ（変色）が見られることから、塗膜が劣化し、コケや割れが発生しているものと考えました。

中には、とても大きな割れがあった部分もあったため、屋根塗装ではなく「カバー工法」によるリフォームを提案し、その方向で決定！

カバー工法って？

既存の屋根を撤去せず、上に新しい軽量屋根を重ねて施工するリフォームの方法です。
撤去して新しい屋根材を施工する葺き替えよりも、コストが安くおさえられる上に、工期を短くできます。

※瓦屋根ではカバー工法を採用できません。

カバー工法は、当店でも屋根リフォームとして、ご依頼いただくことが多い方法です。

軽量金属のガルバリウム屋根を張ることで、屋根の耐久性を高めて、長く大事なお住まいを守ります。

ちなみに・・リフォーム方法を決定する打ち合わせの際、以前、飛び込みの営業マンがきて「葺き替えしかありませんね、見積もりを明日持ってきますね」とグイグイ話していったという話を聞きました。

もちろん葺き替えも1つの方法として選択肢に入れてOKですが、全てが葺き替えをすべき状態ではありません。

雨漏りがなく、屋根材を撤去する必要がない場合は、カバー工法の方がコスパが良くオススメです。

さて、足場設置から養生作業、新しい軽量金属屋根の施工が完了し、カバー工法による屋根リフォームが完成しました！

コケは綺麗に掃除をして、腐食や割れがあった部分は補修をした上で、新しい屋根材を施工しています。

なかなか自分の住まいの屋根を全体で見ることはないので、仕上がった後の写真をお見せすると「すごい！！」と感動していただけました！（もちろん写真だけでなく、仕上がりについても）

「もっと早くリフォームしておけばよかったです、とても綺麗にしていただきありがとうございました！」と嬉しいお言葉もいただき、私たちも、とても嬉しい気持ちになりました・・！

屋根リフォームには、部分補修以外に、今回のようなカバー工法の他、塗装工事、葺き替えなどがあります。

どれが1番おすすめであるかは、屋根材や築年数、劣化状態によって変わるので、是非当店にご相談ください。

中には、1番費用がかかる葺き替えのみを、詳しい説明なくゴリ押ししてくるような業者もいます・・。

大事なのは「いくつかある方法から最適な方法を選択すること」なので、まずは屋根の状態を確認する点検をすることがおすすめです。

当店では、無料で点検を実施していますので、気軽にご利用ください！