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急な雨漏りで家の中がビショビショになると、慌ててしまいますよね。
アパートやマンションにお住まいの方は、深夜や土日だと大家さんや不動産業者と連絡が付かないこともあるでしょう。
また、たとえ修理業者に修繕をお願いできたとしても、当日や次の日にすぐ直してもらうことは難しいことが多いです。
しかし雨漏りを見つけた場合、すぐに適切な応急処置をし、後日修理業者にきちんと直してもらうことが重要なのです。
雨漏りを放っておくと床や家財道具にも被害が広がります。さらに長期間放置してしまうと雨漏りで濡れた部分の劣化やカビの発生、場合によっては白アリをよぶ原因にもなってしまいます。こうなってしまうと、家自体の資産価値も大きく下がってしまうでしょう。
そうなることを防ぐためにも、雨漏り時の応急処置について知っておくのは大切なことです。
そこでこの記事では、以下について詳しく解説しています。
▼本記事の内容
この記事を読むことで、よくある雨漏りの原因箇所とその特徴がよく分かります。また、いち早くするべき応急処置とその後にできる応急処置をご紹介しています。事前に適切な対処をしておくことで、雨漏りによる被害だけでなく、修理業者に支払う料金をできるだけ最小限に抑えることもできるのです。
急な雨漏りをしてしまったときには動揺も大きいと思います。しかし正しく対処するためにもまずは落ち着いて、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
雨漏りしやすい場所として、以下の5ヶ所が挙げられます。
・屋根
・ベランダ
・窓/天窓
・外壁
・換気扇
これらの場所には、建物の中でも経年劣化の影響を受けやすい場所であるという特徴があります。
建物は建設されてから時間が経つとともに、日差しや風雨に晒されることで少しずつ劣化していきます。雨漏りはこうしてできたひび割れから雨水などが侵入してくることで起きるのです。
ここでは特に雨漏りしやすい箇所とその原因、さらに雨漏りを疑う目安も合わせてご紹介します。
屋根は雨風の影響を受けやすいので、雨漏りが最も起こりやすい場所と言えます。
【原因】経年劣化による瓦やスレート屋根のひび割れから雨水が入ってくることが大きな原因の一つです。
【目安】天井から水滴が落ちてくる一般的な雨漏りのほか、天井の一部分にシミができていたりカビがはえているときも注意が必要です。
特に台風や大雨の後にこのような変化を見つけたら、雨漏りを疑いましょう。
こちらも直射日光や雨風にさらされる場所です。また人が歩くことで劣化が進んでいきます。
【原因】排水が詰まることで溜まった雨水が、ひび割れなどから室内に侵入してくることが主な原因です。また、雨木や排水口周囲の防水シートが劣化することでも雨漏りが起こります。
【目安】ベランダの階下の天井にシミやかび、雨漏りを見つけた場合は、まずベランダからの雨漏りを疑いましょう。
排水口が詰まっている場合も雨漏りが起きる可能性が高いです。事前に年に一回目安の定期的なお手入れをすることも大切です。
窓や天窓にはゴムパッキンやシーリング材が使われていることが多く、この部分は築10年程度で一定の劣化が進むと言われています。
【原因】ゴムパッキンやシーリングの劣化などが原因でガラスと窓枠間に隙間ができます。するとその隙間を伝って雨水が侵入してくるのです。
【目安】窓まわりの壁や木材、天井などにカビが多い場合は、雨漏りを疑いましょう。
外壁も同じく、日光や雨風によって劣化しやすい場所です。方角によっては一日中直射日光を受けている箇所もあるので注意しましょう。
また外壁にはエアコンなども取り付けてあります。万が一施工不良があった場合には、そこからも雨水が入ってくる場合があります。
【原因】強い雨が吹き付けると、経年劣化などでできたひび割れから雨水が室内へ侵入してきます。
施工不良などが原因で、エアコンのホースの侵入口に隙間ができていたりすると、そこから雨漏りを起こすこともあります。
【目安】外壁にひび割れが見られたとき、または外壁や室内のクロスに浮きやシミが見られるときには注意しましょう。
換気扇も屋外フードと繋がっているため、屋外の環境により雨漏りがしやすい場所と言えます。
ただし、強風で雨が吹き付けられると雨漏りをしていなくても雨水が入ってきてしまうときもあります。
換気扇は放っておくと漏電の恐れもあるため、特に早めの対処が必要です。
【原因】屋外フードのコーキングが劣化した場合やその周辺の外壁がひび割れている場合などに、雨水が換気口を伝って室内に侵入してきます。
また、換気口から離れた外壁のひび割れから侵入した雨水が、換気扇を伝って漏れ出てくることもあります。
【目安】室内にある換気口から水がポタポタと落ちてきます。屋外フード付近やそれ以外でも外壁にひび割れを見つけた場合、雨漏りが起きている恐れがあります。
雨漏りを見つけた場合、最初にするべき応急処置は、室内に雨水が侵入することで起きる二次被害を防ぐことです。
そのためまず行うべき、2つの応急処置をご紹介します。
・バケツで雨水を溜める
・雑巾に雨水を吸わせる
雨漏りが室内に侵入することで起きる二次被害として、床や家具、家電などが傷んでしまうと大変です。ただでさえ雨漏り箇所の修繕をする必要があるのに、さらに張り替え、買い替えとなると、大幅な出費になってしまいます。
では、それぞれの方法を詳しく説明していきますね。
【用意する道具】
・バケツ
・レジャーシート(新聞紙)
・雑巾
雨漏り対策といえばこれ!というくらいメジャーで古典的な方法ですが、天井や換気扇など高いところからの雨漏りにはとても有用です。
雨水で濡れたところを雑巾で拭いて少し広めのレジャーシートや新聞を敷き、その上にバケツを置きます。こうすることで雨水がバケツに溜まり、床などが濡れることを防げます。また、レジャーシートや新聞紙が雨水の飛び散りもカバーしてくれます。
【ポイント】
雨漏りの場所が特定できている場合、雨漏り箇所からバケツに糸を垂らしたりビニール袋を設置したりして、飛び散りを防止する方法もあります。
もし天井に上がれるようであれば、上がって雨漏り箇所の下に直接バケツを設置することをおすすめします。雨漏りが長時間続き天井にシミができたり大幅に濡れたりすると、場合によっては天井の張替も考えなくてはいけなくなります。すると修繕費用もさらにかさんでしまうからです。
雨水の飛び散りが壁のクロスや家具家電などにかかってしまう場合は、そちらも合わせてカバーしておくと良いでしょう。
【用意するもの】
・雑巾数枚
雨漏りの箇所が窓や窓まわりの場合は、サッシなどの水分が溜まっている場所に雑巾を置いて水を吸わせましょう。
雑巾が濡れきってしまうたびに水分を絞り出す手間はありますが、室内の他の箇所にまで被害を広げないためには、この方法が効果的です。
【ポイント】
窓や窓まわりの雨漏りの際には、カーテンを巻き上げるか外しておきましょう。カーテンを濡らしてそのまま放置してしまうと、カビの原因になり、新たな手間を増やしてしまいます。
次に、修理業者が修繕に入るまでにできる応急処置について解説します。
自宅で雨漏りを見つけて修理業者に連絡したとしても、予約が立て込んでいてすぐに修繕をしてもらえないこともよくあります。
たとえば修繕を予約した日が来る前に雨が降ってしまうと、また雨漏りが発生し、建物がさらに傷んでしまいます。
それを防ぐために自分でできる応急処置は、以下の3点です。
・ブルーシートを張る
・防水シートを貼る
・コーキング剤で雨漏り箇所を塞ぐ
これらの応急処置は、雨漏り発生以降の晴れた日に行うことをおすすめします。
また、怪我の危険があったり素人では扱いが難しいものもあるので、必要に応じて行うようにしてください。
では、詳しく解説していきますね。
【用意するもの】
・大きめのブルーシート
・土嚢袋数枚
・土嚢袋に入れる砂利
・テープ
屋根の破損が原因の場合、ブルーシートを使って雨漏り箇所を覆ってしまう方法があります。
大きめのブルーシートを屋根に敷き、砂利を入れた土嚢袋で抑えます。さらにテープでシートと土嚢袋をしっかりと固定し、落下やズレを防ぎます。
【ポイント】
雨漏りの場所が大体特定できている場合は、その場所より少し上からシートを掛けましょう。
また、土嚢袋に入れる砂利をあまりに粒の細かいものにすると、雨水に溶けて滲み出てきてしまうので避けましょう。
【用意するもの】
・防水テープ
・雑巾
・洗剤、アルコールなど
雨漏り箇所がはっきりとわかっている場合、その上に防水テープを貼ってしまうという応急処置方法もあります。
まずは雨漏り箇所の周りを雑巾でしっかり拭き、水分、油分、ほこりなどを取り除きましょう。このとき、洗剤やアルコールなどを使うとさらに汚れがしっかり取れますよ。
きれいになったところで、雨水が流れてくる下流→上流に向かってテープを貼りましょう。空気を逃しながら貼ることが、しっかり貼り付けるコツです。
【ポイント】
雨漏り箇所がはっきりしないからといって、テープを広範囲に貼るのは避けましょう。
むやみにテープを貼ることで、見栄えが悪くなってしまうだけではなく、水の流れを変えて新たな雨漏り箇所を増やす原因にもなります。
【用意するもの】
・コーキング剤
・コーキングガン
・マスキングテープ
・(プライマー)
・雑巾
・洗剤、アルコールなど
雨漏り箇所がひび割れの場合は、コーキング剤で直接破損箇所を埋めてしまう方法もあります。この方法は素人には難しい部分もあるので、専門の知識がない方にはあまりおすすめできません。
まず雑巾や洗剤、アルコールなどを使って、破損箇所周辺をきれいに拭きます。
次に、破損箇所の周りをマスキングテープで養生し、コーキング剤が余計なところに付くのを防ぎましょう。
コーキング剤で破損箇所を埋めたらマスキングテープを剥がし、乾いたらできあがりです。
【ポイント】
コーキング剤の接着効果を高めるために、プライマーを使うことをおすすめします。
プライマーはコーキング剤を使う前に破損箇所に塗布し、乾かしておきます。十分に乾いたら上記の通りコーキング剤を流し、固まるのを待ちましょう。
雨漏りの応急処置をするとき、次の3点には注意が必要です。
・屋根の上で作業する際は、絶対に無理はしない
・破損箇所を塞ぐのに釘を使用しない
・雨漏り以外の可能性も考える
これらを考慮せずに応急処置をすると、新たな雨漏り箇所を増やしてしまったり、大怪我につながったりしてしまいます。
応急処置の前に必ずチェックするようにしてください。
ブルーシートを敷いたりコーキング剤を使うために屋根に上がるときは、細心の注意が必要です。
プロの修理業者でも、落下事故に繋がることもあります。
・高いところでの作業が苦手
・雨が降っている/屋根が濡れている
・夜間で見通しが悪い
などのときには、処置を行わないのがベストです。
また、万が一の怪我や作業の補助のために、必ず二人以上で行うようにしましょう。
ひび割れを塞ぐのに、釘で板を打ち付ける方法を考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、素人が安易に釘を使ってしまうと、誤って木材を貫通し新たな雨漏り箇所を作ってしまうことがあります。
こうなると、修繕に余計な時間とコストが掛かってしまいます。
そのため、専門の知識や経験がない場合、応急処置に釘を使うことは避けたほうがよいと言えます。
室内に水が侵入してくる原因は、雨漏りだけとは限りません。
雨漏り以外に考えられる原因のひとつに「漏水」があります。この場合、建物内上部でで給水管や排水管が破損し、漏れ出した水分が下の階に滲み出ている可能性が考えられます。
漏水を見極める方法としては、水道メーターをチェックすると良いでしょう。もしも漏水している場合は、通常に比べて水道の使用量が増えているはずです。
また、冬場などには「結露」も考えられます。結露とは、室内に比べて屋外の温度が極端に低いとき、室内の空気中に蒸発している水分が水に戻って壁や窓などに付着することです。
結露は換気が少ないときに起こりやすいと言われています。一日中室内を締め切っていないか、思い返してみると良いですよ。
今回の記事では、急な雨漏り時にも役立つ、場所別の主な原因と応急処置の方法をご紹介しました。
最後に、ここで本記事のおさらいをしてみましょう。
◆雨漏りの主な原因は、直射日光や雨風にさらされやすい場所の経年劣化。具体的には
・屋根
・ベランダ
・窓/天窓
・外壁
・換気扇
で見られることが多い
◆雨漏りを見つけた場合、すぐにするべき応急処置は次の2つ
・バケツに水を溜める
・雑巾で水を吸い出す
これらの処置の目的は、室内の二次被害を防ぐこと
◆修理業者を待つ間に自分でできる応急処置は次の3つ
・ブルーシートを張る
・防水テープを貼る
・コーキング剤で雨漏りの箇所を塞ぐ
これらをすることで、被害を抑えることができる。しかし、リスクも伴うので、できる範囲での処置にとどめ無理をしてはいけない
最後にお伝えしたいのは、応急処置は所詮応急処置にすぎないということです。一時的な解決にはなりますが、そのまま放置してしまうと被害が広がり、大掛かりな修繕に繋がる恐れもあります。
適切な応急処置をしたあとは、建物の耐久年数を下げないためにも、早めに専門の修理業者に修繕を依頼しましょう。
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