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雨漏りはいつも急に起こり、私たちの生活に不安をもたらします。
しかし、どのような原因で雨漏りは起こりやすいのか知っておくと、急なトラブルにも落ち着いて対処ができます。
今回は雨漏りしやすい箇所のトップ3『ベランダ』『窓サッシ周り』『屋根の取り合い部』について詳しく紹介します。
お住まいに雨漏りが起こっている方、雨漏りが起こらないよう予防したい方はぜひ、ご参考になさってください。
意外かもしれませんが、ベランダからの雨漏りが非常に多いです。
「ベランダが汚いな」と思っていると、いつの間にか劣化が進行して雨漏りに繋がる恐れがあります。
真下の天井や壁などにシミがある場合はベランダからの雨漏りを疑いましょう。
ベランダのような傾斜の少ない場所には防水層が作られているのが一般的です。
防水層が劣化し、ひび割れや防水シートの剥がれなどの隙間ができると雨水が内部に侵入します。
他にも手摺りやドレンから雨漏りが起こっていることもあります。
防水層が劣化する理由は紫外線や雨による影響がほとんどです。
建物から張り出しているため、天候の影響を受けやすく、傾斜も少ないので雨水も溜まりやすい場所です。
また、洗濯物干し、ガーデニングなどの歩行による摩擦でも劣化します。
ベランダから雨漏りが起こったら、防水層からの雨水の侵入口を塞ぎ、これ以上被害を拡大させないように応急処置をしましょう。
防水テープで塞いだり、ブルーシートを被せておくと一旦は安心です。
室内にも被害が広がっている場合は家具や家電製品を濡らさないよう移動し、雑巾を入れたバケツやタオルで水分を拭き取ってください。
応急処置はあくまで一時的な対処ですので、根本的な解決にはなっていません。
そのため、できるだけ早めに業者に連絡をしましょう。
基本的にはベランダ全体の防水層をやり替える『防水工事』を行います。
防水層からの雨漏りは定期的なメンテナンスを行えば防ぐことができます。
「雨漏りが起こってから」ではなく、起こらないようにすることで補修コストを抑えることができます。
防水層が劣化していたら防水工事を、防水層を紫外線や歩行による摩擦から守っているトップコートが劣化していたら塗り替えをして健康な状態を保っておきましょう。
防水層やトップコートのメンテナンス時期の目安を以下にまとめました。
・トップコートを5年以上塗り替えていない
・防水工事を10年以上行っていない
・ひび割れて隙間がある
・膨れが起こっている
・シートの破断などの口開き
・塗膜の減耗や破断
上記のような症状に1つでも当てはまる場合はメンテナンス時期かもしれません。
特に隙間や膨れが起こっている場合は、緊急性が早いのでできるだけ早めに業者に調査をしてもらいましょう。
無料で点検をしてくれる業者なら、まだ工事が必要なければコストはかかりません。
雨漏りと言うと、屋根など高い場所からをイメージしやすいと思いますが、1階の窓から雨水が漏れてくる場合もあります。
雨の日に窓の周りが濡れている場合は雨漏りかもしれません。
窓サッシ周りからの雨漏りの原因の多くは、外壁と窓サッシとの間に埋められているシーリング(コーキング)の劣化によるものです。
断裂、肉痩せ、剥がれなど、隙間ができていたら、そこから雨水が侵入していることが考えられます。
その他、外壁のひび割れ、窓近くの屋根の破損、窓上部の換気扇や配管から雨水が吹き込む場合もあります。
新築から年月がそれほど経っていない場合は施工不良で雨漏りが発生することもあるでしょう。
窓サッシ周りが濡れていたら、雑巾やタオルで雨水を吸い取りましょう。
定期的に雨水を絞り、周りに広がらないよう注意してください。
ペットシートなどがあればより多くの雨水を吸水できます。
雨漏りの部分が特定できているなら、水に強く、穴やひびを塞ぐ防水テープを貼ることで一時的に雨水の侵入をストップできます。
応急処置が終わったら、できるだけ早めに業者に雨漏り調査をご依頼ください。
窓サッシ周りからの雨漏りの原因は多岐に渡るので、専門家に調べてもらい、補修方法についての説明を受けましょう。
シーリングの劣化による雨漏りが最も多い原因で、その場合は既存のシーリングを撤去し、新しいシーリング材を充填する『シーリング打ち替え工事』を行います。
既存のシーリングを撤去せず、そのまま新しいシーリング材を打つ『シーリング増し打ち工事』という方法もありますが、密着性が悪いので、できれば打ち替え工事をしてもらうと安心です。
シーリングは内装にも施されていますが、外装の方が紫外線の影響により、圧倒的に劣化スピードが早いです。
外装のシーリングは数100m埋められていることがほとんどで、日々、劣化が進行していっています。
劣化すると隙間ができ、雨漏りが起こるだけでなく隙間風が入り込んだり、建物が揺れた際に部材同士がぶつかり合ってひび割れを起こす恐れもあるので、定期的に打ち替えましょう。
以下に、シーリング打ち替え工事が必要となる目安をまとめましたので、ご参考になさってください。
・10年以上シーリング打ち替え工事を行っていない
・細かなひびではなく、断裂が起こっている
・外壁や窓サッシなどの接着面から剥がれている
・肉痩せして厚みが薄くなっている
・シーリングが欠けたり無くなっている
上記のような症状が見られる場合は、雨漏りが起こっていなくても黄色信号です。
業者にシーリング打ち替え工事が必要か調査してもらい、必要な場合は見積もりを出してもらいましょう。
屋根の取り合い部とは、屋根と外壁の繋ぎの部分のことを言います。
外壁から伝ってきた雨水が屋根に流れるので、雨押さえという部材が設置されて雨漏りを防止しています。
しかし、それでも雨漏りが多い代表的な場所です。
屋根の取り合い部からの雨漏りに多い原因は2つで、1つはシーリングの劣化です。
外壁と雨押さえの間には隙間がなければ建物が揺れたときに部材同士がぶつかって傷めてしまうため、柔らかいシーリング材が充填されています。
しかし、シーリングは約10年で寿命を迎え、肉痩せや亀裂を起こし、雨水が侵入するようになります。
もう1つは防水シートや雨押さえ板金の立ち上げ不足によるものです。
外壁と屋根の両方に雨水が流れ、ジワジワと染み込んできます。
外壁に染みると柱や断熱材を腐食させる恐れもあります。
この記事ではベランダ、窓サッシ周りと雨漏りしやすい箇所について解説してきましたが、屋根の取り合い部で問題なのは、ご自身で調べることはできないということです。
屋根に登って原因を調べたり、ビニールシートを被せようとすると落下事故の危険があるので絶対にやめておきましょう。
屋根の取り合い部の真下から雨水が染み込んできた際はその可能性がある、という程度に留め、後は業者にその旨を伝えて調査をしてもらってください。
提案される工事はシーリングが問題であればシーリングの打ち替え工事を。
防水シートや雨押さえ板金の立ち上げ不足によるものなら、屋根の取り合い補修だけでなく、外壁の張り替えや屋根全体の工事を余儀なくされる場合があります。
屋根の上という危険な場所である以上、対策をするには業者に調査をしてもらわなければなりません。
「雨漏りも起こってないのに、調査だけしてもらうのは申し訳ない」と思わなくて大丈夫です。
優良業者なら調査だけして、「今は工事が必要ないから」と料金はかからず調査を終えられます。
調査の際には必ず取り合い部の写真を撮ってもらいましょう。
その際、以下のような症状が見られたらメンテナンスを依頼すると安心です。
・10年以上シーリング打ち替え工事や屋根のメンテナンスを行っていない
・シーリングに断裂、剥離、肉痩せ、欠落が見られる
・板金の釘が浮いている、抜けている
・板金の下端にシーリングが打たれている(埋めると雨水の逃げ道がなくなる)
・板金の塗装が剥がれている、錆びている
このような症状が見られる場合は、業者にどんな工事が必要か聞いてみましょう。
シーリングに問題であれば打ち替え工事、板金に問題があれば釘の打ち直しや塗装工事など、板金の修繕工事を提案されます。
「今は工事の必要がない」と言われたら、いつ頃また調査を依頼すればいいか聞いておきましょう。
“りふぉーむカンパニー”の点検は?
当店では細部まで点検、診断を行う超精密診断を無料で実施しています。雨漏り診断士、外壁診断士など、お住まいの劣化状況を調査する資格を持ったスタッフが多数在籍。ドローン飛行許可を持つスタッフもおりますので、高い場所も効率良く隅々まで点検することも可能です。
今回は雨漏りしやすい箇所を3つ紹介しましたが、雨漏りはお住まいに雨水が入り込む状態全てを指します。
建物は防水ありきで造られているため、少しでも雨水の侵入は許してはいけません。
できれば雨漏りが起こらないよう対策をし、起こった場合は早急に対処しましょう。
雨漏りの原因を調べるのはプロでも難しいと言われています。
りふぉーむカンパニーでは雨漏り鑑定士が調査をし、経験豊富な職人が修繕することで雨漏り解決率100%を誇っています。
ご相談・調査・お見積もりは無料で行っていますので、お気軽にご相談ください(^^)/
地元・大阪のお客様へ
3つのお約束
お問い合わせ専用ダイヤル
営業時間 9:00〜18:00 年中無休
ショールームでは、実際の施工事例写真や、屋根材・外壁材の見本、塗料の見本など、様々なものを手に取ってご覧いただけます。屋根、外壁のリフォームをご検討中の方は、どうぞお気軽にお越しくださいませ!