経営

モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方〜新しいマーケットを生み出す「顧客一体化戦略」〜を、読んだよ。

これが本当の地域密着だ!

栃木県内に15店舗を構え、家電量販の激戦区でヤマダ電機・ケーズデンキ・コジマ電気・ビックカメラ・ヨドバシカメラや同業他社を相手に20 年以上連続で圧倒的に勝ち続けるサトーカメラ佐藤勝人さんの新著。栃木県内のカメラ・レンズ・写真の年間消費量が47都道府県の平均3倍!全国1位を達成。

リピート率80%、地域一番店が実践している「顧客一体化経営」ノウハウを初公開。

そんなサトーカメラはこんなお店→栃木最強!サトーカメラの不思議な経営ー利益の源泉は「無駄」と「非効率」ー日経ビジネスー

実務家と経営コンサルタントの2足のわらじを履いた実践派の繁盛ノウハウは、企業の規模・業態・業種を問わず評価を得ている。そんなバリバリ現役の佐藤勝人氏の記念すべき10冊目。


モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方 ―新しいマーケットを生み出す「顧客一体化戦略」― (DOBOOKS)

サトーカメラ通称サトカメ の佐藤勝人氏との出会いは2015年9月商業界主催のセミナー。ちょうどその頃、恵比寿に店舗を構え東京に出てくる機会が増えたので、何か勉強したいな〜と考えた時に勝人さんのチラシセミナーを見つけた。

佐藤勝人さんの著書(売れない時代はチラシで売れ)を読んでいたので、オッ知ってるよこの人ぐらいの感じで申し込んだ。

すごかった。

何が凄かったというと、東京タワー近くの会場に着くと、スキンヘッドに帽子を被りデニムにピアスの出で立ちの人が無言で近寄ってくるではないですか。その人こそ佐藤勝人氏だった。私が知っている地域密着ビジネスにはいない臭いの人。

私は、地域密着ビジネスの雄^^を目指しているので、「電化のやまぐち」「ネッツトヨタ南国」などなどの地域密着で有名な店の視察やセミナー、また「ランチェスター戦略」の本や講習などにもガンガン学んでいて地域密着のセオリーは知っているつもりでしたが軽い気持ちで参加した勝人さんのセミナーは斜め上を行っていて驚愕。

セミナー内容はチラシなので、やり方を学びに行った意識でしたが、チラシのキャッチコピーは?とかチラシはZ型で視線を移す?などのどこかで聞いたような話は全くなく、地域ビジネスの在り方をビシバシと伝えておりました!

例えば、今回の著書にも、

ターゲットを絞り込め? そんなのは、大手の戦略だ。
ローカルチェーンは大手チェーンのなれの果てなんかじゃない。中小店だからこそ勝てる売り方があるし、地域にはまだまだ売るべきお客様がいる!

とありますが、セミナーで最初に聞いたときは???でした。

なぜなら、ほとんどのマーケティングの著書やコンサルタント・経営者は、客を絞れと教えます。または、富裕層に行けとか、価格を上げろとか、ニッチを狙え、利便性を追求しなさいと言います。

しかし、勝人さんが言う通り、私たち小さな商圏の商業者はその地域で生きて行くので地域は絞って正解、しかしお客さんを絞るのは間違い

なぜなのか?

それは、お客を絞りながら全国に店舗展開をしていく大手の方法論だから。1000店舗も作らない我々がそこを真似してもしょうがない。

頭をハンマーで49回殴られた(年齢の数ね)衝撃。そんなこと言ったり書いたりしている人がいない。私も最初は頭を抱えましたが、当たり前の話ですよね。

地域を絞って、客層等を絞ればマーケットは小さくなるだけです。

実際目にしたサトカメは学生さんやOLさん主婦、サラリーマン、おじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃんまで全員をお客さんにするために商品を細分化したりイベントを開発したり地域の全員に対してアプローチをしている。

恥ずかしい話ですが、私は地域を絞ってお客も絞り排除していた。びっくりしました、当たり前に本当に当たり前にお客を選択している私たちがいたから。

地域を絞ったビジネスなのに「我々のお客様は」とお客を絞ることを正しいと思っている自分がいました。

まさにパラダイムシフト、正しいと思い込んでいた価値観の転換が起きた。地域を絞ってお客を絞った効率化なら大手に勝てるわけがない。

そこから栃木県宇都宮市の勝人塾に参加し、上海キャノンのショールーム視察に行き、おおさか勝人塾でも学んでいます。あれから2年7ヶ月が経ちました。出会った頃に言われた次の言葉で地域ビジネスの意識が変わりました、

地域密着とは、小さくまとまることでは無いんだ、業界最大手が自分の店の目の前に出来ても勝てるような店にすることが本物の地域密着ビジネスだ

今思うことは、勝人さんの考え方は、地域ビジネスだけのモデルではない。その証拠に、中国を中心にアジアキャノンの各国でサトカメ流が取り入れられている。日本を除いたアジアオセアニア地域の年商は1兆円超えですが大手企業でも1店舗に分けると地域で商売をしているわけです。

そしてビッグECと戦うには、顧客一体化戦略が必要な時代になってきたのでは無いでしょうか?

小さな商圏でビジネスをしているあなた、これから起業しようとしているあなた、インターネットビジネスをこれから起業しようとしているあなたも、脱サラしようとしているあなた、女性起業家のあなたも、ぜひ。

お客様が成熟しているマーケットだからこそ中小が大手に勝つ!地域密着の中小店のための経営理論を知りたい方は、

モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方 ―新しいマーケットを生み出す「顧客一体化戦略」― (DOBOOKS);

を手に取ってみてください。

我々ローカルチェーンは、大手チェーンの成れの果てなんかじゃない!

特に良かったのはこのパート!パーソナルトレーニングのお話w

新しいマーケットを生み出す「顧客一体化戦略」

弊社では、次回から社内読書会の教材で使用いたしますよ。

本当にオススメしてまーす!

モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方 ―新しいマーケットを生み出す「顧客一体化戦略」― (DOBOOKS)

 

 

 

関連記事

  1. カンパニーズ

    小さな会社の仕組み経営

    仕組みの経営新幹線は30年のベテランが運転しても、1年目の新人が運…

プロフィールページ
  1. 雨漏り修理

    日本初、雨漏り総合診断システムの地域密着フランチャイズ展開
  2. カンパニーズ

    個人事業主思考と経営者思考で大きく未来が変わる
  3. マーケティング

    集客を増やす前に絶対にやらなければ不幸になる優先順位をお伝えするぞ!
  4. 起業

    能力がない人間が起業1年目に絶対に必要な事を振り返っても思う事を綴りました。
  5. わたしが育った町、長崎市網場の海

    求人

    【前職給与完全補償】長崎出身者が経営している大阪の会社で働きませんか?資金ゼロで…
PAGE TOP