地域一番化ウェブ戦略の優先順位
今のままで集客数だけを増やしても上手くいきませんよ!
※ 当然だけど、顧客目線がないと上手くいかないよ。テクニックなんて時流なんでね。時代で変わるし。理解できている人だけ読み進めてくださいね。今回のテーマはマーケティングなんで。
B to C(ビジネス対カスタマー、会社と消費者が取引するお仕事)のビジネスを行なっている経営者と話すとまず相談されることが集客になります。(B to Bは、会社と会社のお取引。C to Cはシェアリングエコノミーに見る消費者対消費者)
集客の話はわかりやすいので私が度々話すことがあることも一因ですが、そのまま集客数を増やしても多くの場合良き結果になりません。
集客は大事ですがまずは、今の集客数で手をつけなければいけない事があります。それは、なんだと思いますか?
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正解です。それは成約率を上げる事です!
では、お花の教室でお話ししましょう。
弊社のお花の教室のビジネスモデルは、ホームページを見たお客さんが体験レッスン・ウエディングアイテム制作に申し込みます。
弊社のKPI(大事な目標指標)にしているのは体験レッスンから資格講座への引き上げ率です。
例えば、10人の体験レッスンのお客様が来店して平均1人の資格引き上げ率なら10%。2人の資格引き上げ率なら20%。
この引き上げ率を何%にするのか?出来るのか?をまず決めないまま集客に力を入れても穴が開いたバケツで水汲みしていることになります。
そしてホームページやチラシで集客をしているのであればコンバージョン率(見てる人数分の申し込み%)を上げることを数値化する事。
【ホームページのコンバージョンが1%✖体験レッスンからの成約率が10%】と【ホームページのコンバージョンが2%✖体験レッスンからの成約率が20%】としたときに、集客(アクセス数)は一切変わらず売上は4倍になります。単純に来店が2倍に資格引き上げ率が2倍なので確実に売上4倍になります。
さらに、
コンバージョンは2%のままでも、体験レッスンからの引き上げ率を30%40%50%にするとそれぞれ最初からの数値で比べると売上は6倍8倍10倍に変化します。
基準はコンバージョン1%で引き上げ率が10%の場合です。
なんども言いますがここで重要なのは集客(アクセス数)は一切変わっていないということです。
弊社の雨漏り修理ビジネスで言うと、集客商品サービスの波板交換や雨樋修理や雨漏りの部分修理から主力商品への引き上げ率が重要になります。
リフォーム業になりますので集客商品でも少しは売上が立ちますがほぼ人件費で持っていかれてしまいます。なので、ここでも集客数をあげる前に引き上げ率と引き上げ率が高い集客商品の見極めが大切になります。
あなたのビジネスで言う集客商品から主力商品サービスへの引き上げ率は何%でしょうか?そして目標引き上げ率は何%でしょうか?
決めてない方は今すぐページを閉じて今現在の成約率を出してください。そして、成約率を上げるために必要なことを書き出してください!
成約率が高くなったら集客数を上げる!しかし、導線はまず一つに絞れ
まず、あなたのビジネスのお客さんがどこからきているのか割合を出してください。
弊社のお花ビジネスでは新規集客の90%がホームページから申し込みがあります。
と言うことはどこに力を入れて集客をすればいいのか?
確率論で言えば、フェイスブック投稿でもなくインスタ投稿に精を出すことでもありません。そうです。ホームページにアクセスを増やすことを考えることです。
ホームページやランディングページにアクセスを増やすと言う目的ならフェイスブックもインスタも運用のやり方が変わります。
いいねを押すことや1日3回投稿することではなく、どうやってホームページのアクセスを増やすのか?
お花の場合で言うと集客導線の1位がリスティング広告です。2位がSEO対策です。ここで80%の集客です。
と言うことは力を入れる場所は、ホームページのコンバージョン率(成約率)を上げる事とアクセスを増やす事。
弊社のハウスメンテナンスで言うとチラシの新規集客数が30%でホームページからが50%ですので、チラシの反応率とホームページの成約率を上げることを第一に動かすことです。
いいねを押したりフォローすることも大事でしょう。新しい媒体に手をつけるのも大事でしょう。人脈がある人につながることも大事でしょう。
しかし、あなたがまずやることは、このページを閉じて、どの媒体から新規のお客さんが来ているのかを数値で出すことです。
引き上げ率を上げ、コンバージョン率をあげ集客でレバレッジをかけることは、数字の科学である
引き上げ率、コンバージョン率の現状の数値を出す。苦手なら外注なり誰かに頼んで出してもらう。
現状を直視して、現在行なっていいる⑴必要なこと ⑵必要じゃないこと ⑶やったほうがいいけどやっていないこと ⑷今はやらないこと、に答えを出してください。
そこから引き上げ率を上げることを仮説→行動→仮説→行動→仮説→行動を行なってください。
お花ビジネスの場合は、体験レッスン→ウォーミングアップコースという資格講座の前に3アレンジ作りませんか?というミニコースを作りました。
このコースに入った人の62%が資格コースに進むことがデータで出ました。
そのことがわかれば、どのようにすればウォーミングアップコースに進む人が増えるのか?を検証して資金を投入してでもここの数値をあげることを考えて行動することで売上は2倍3倍になります。
この最初のスタート時点を間違えて、集客数だけが目標になると集客数が上がって忙しくなったけど売上は上がらず、経費は上がり、疲弊する会社になります。経営は数字でできています。当然、ビジョンも情熱も大切ですが、まずは成約率を見直しましょう。
追伸:むかーしエアコンクリーニング初回一台限定3,000円の集客がいいので調子に乗りシーズンにチラシを撒きまくって大反響を起こし、ただただエアコンクリーニング を洗い売上は全く上がらなかったことがありました。分単位でエアコンを洗うスケジュールになりましたとさ。おしまい